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《高裁でも実刑判決》ヒステリックブルー二階堂容疑者は女性を襲った後、山梨に引っ越し“偽名生活”《埼玉で強制わいせつ逮捕》

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「ヒステリックブルー」の元メンバー・二階堂直樹被告(42)が強制わいせつ未遂の罪に問われた裁判で、二階堂被告側は地裁が下した懲役1年2カ月の実刑判決を不服として控訴していた。しかし8月30日、東京高裁は「一審の量刑判断が不合理とは言えない」と控訴を退けた。

 二階堂被告は2020年7月、埼玉県朝霞市の路上で、当時23歳の女性に対し、背後から手で口をふさぎ胸を触ろうとしたとして、強制わいせつ未遂の罪に問われていた。なぜ事件は起こったのか。二階堂被告が逮捕された当時の記事を再公開する(初公開2020年9月24日 年齢、肩書等は当時のまま)。

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20代女性にわいせつ行為をしようと押し倒した

 埼玉県朝霞市の路上で帰宅途中の20代女性にわいせつな行為をしようとして、後ろから口を塞いで押し倒し、軽傷を負わせた事件で、9月23日、二階堂直樹容疑者(41)が強制わいせつ致傷の容疑で埼玉県警に逮捕された。

 改名していたために当初はわからなかったが、この二階堂直樹は、解散した人気バンド「Hysteric Blue(ヒステリックブルー、通称・ヒスブル)」のリーダー兼ギタリスト「ナオキ」だった。

1999年の歌合戦にも出場した二階堂直樹 Ⓒ時事通信社
人気絶頂だったヒステリックブルー。右がナオキ Ⓒ時事通信社

 事件が起きたのは7月6日午前2時頃、女性に抵抗されて逃走した二階堂容疑者は、同月11日に弁護士を伴って埼玉県警・朝霞警察署に出頭していた。逮捕に至ったのは、この2カ月以上後だった。

埼玉県朝霞市の事件現場 Ⓒ文藝春秋

一瞬でスターになり、一瞬で……

 ヒステリックブルーはTama、ナオキ、たくやの3人組バンドで、デビュー2年目の1999年1月にリリースした2ndシングル「春~spring~」で大ブレイク。その年の紅白歌合戦にも出場するなど、すさまじいスピードでスターダムを駆け上がった。

「ヒスブルは人気が出るのも早かったですが、問題が起きるのもすぐでした。メンバーもまだ20歳そこそこで、境遇の変化に適応しきれなかったのかもしれません。2001年にはナオキの自殺未遂報道があり、2003年には活動休止。そしてナオキの“事件”を受けて解散を余儀なくされました」(芸能関係者)

 “事件”とはもちろん、2004年に二階堂が起こした女子高生らを含む9名に対する強姦・強制わいせつなどの事件のことである。