「現在、体調不良のため入院しております。家族も含めて面会謝絶とのことです。本人に確認ができないためご質問に対して、回答することはできません。家族によると、(質問状の)当該女性との間には個人的関係のトラブルがあり、入院する前に弁護士に相談し、対応をしていると聞いています」
公明党にも聞くと、熊野事務所と同様に、入院中で面会謝絶の状態ゆえに「事実確認ができておりません」との回答が寄せられた。公明党としては「本人との面会が可能となった時点で、党として速やかに確認したいと思います」とし、「尚、当該女性が創価学会の会員の方であるかどうかは存知あげません」と答えた。
所属議員の女性トラブルが絶えない公明党
「クリーンな政治」を標榜する公明党だが、所属議員の女性トラブルは後を絶たない。2017年には長沢広明参院議員(当時、以下同)が女性問題を小誌に報じられ議員辞職。樋口尚也前衆院議員も同年の選挙直前に同様の問題で公認取り消し。昨年には遠山清彦衆院議員がコロナ禍の銀座通いを小誌が報じ、その後、議員辞職した。
今回、被害女性のA子さんは、この件を北側一雄副代表に訴えており、公明党中枢は遅くとも5月には熊野氏のトラブルを把握していた。しかし公明党はそのまま公認候補として出馬させ、熊野氏は再選を果たした。今後の公明党の説明が注目される。
9月7日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および8日(木)発売の「週刊文春」では、セクハラトラブルの実態や、熊野氏がA子さんに送ったメッセージの数々、また公明党の山口那津男代表や北側一雄副代表の関与について、詳しく報じる。
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