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 ともあれ、少なくともメッセージが、あるテレビ局のグループチャットに流れ、さもありなんとスタッフがその内容を信じたことは事実で、また、9月16日現在、テレビ局やスポーツ新聞が1社の例外もなく坂本の件をスルーしているのも事実である。報道しているのは出版社系、ネット系のメディアのみだ。前出のスポーツ紙記者が続ける。

「正直、坂本選手の件を報じにくい雰囲気はうちの社にもあります。巨人軍が問題にしていない以上、それをあえて報じるだけのメリットはどの社にもない。今は香川照之さんのスキャンダルの時のように、TOYOTAがCMを打ち切りにしたなど、坂本の件を報じなければならないような『外圧』がヨソからかからないかと待っている状態。もしそんな事態が生じれば、各社横並びで一斉に報じると思いますよ」

  大手新聞やテレビ局には、それぞれの球団に同行して動向を逐一取材する「番記者」がいる。その巨人の番記者たちの間では、坂本のスキャンダルは触れてはいけない“タブー”になっているのだという。

坂本選手とA子さんのLINEトーク(A子さんの親友提供)

「坂本は記事が公開された10日の試合にも出場。翌日の試合でも、3安打の猛打賞を記録するなど、『鋼のメンタル』の持ち主であることを見せつけました(苦笑)。

「グッズを買った金は、ピル代に消えたのか」

 番記者たちも坂本の報道については当然知っていたものの、試合後の原辰徳監督の囲み取材では、誰も坂本の件について質問しなかった。そんな周りの“忖度”を知ってか知らずか、原監督も坂本のスキャンダルについては一切触れませんでした。ニュースにできるかはともかく、せめて事実確認くらいすればいいのにとは思いますが…」(同前)

坂本勇人 ©Getty Images

 球団関係者が続ける。

「実はスキャンダルが報じられた後も、チームの雰囲気は“通常営業”です。もともと坂本選手の派手な女性関係は有名で、球団側も『明白な犯罪行為でないなら処分しない』というスタンスで乗り切りたいようです。

 ただ今回は騒動が大きくなりすぎているのも事実。『坂本のグッズを買った俺の金は、やつのピル代に消えたのか』『坂本が出るなら観戦に行かない』というファンの声も出はじめるなど“不買運動”につながる懸念もあり、球団は世論の動きを注視しています」

 メディアへのニュース抑制の事実について巨人に確認すると「坂本本人の件については、示談の際に厳重な秘密保持義務が課されているため、事実関係についてのコメントを差し控えてきましたが、今回のご質問にある情報は全くの誤りであり、事実無根であることを指摘いたします」という回答があった。

 現在の「沈黙」が大手マスコミの忖度でしかないとすれば、それが破られる日はくるのだろうか。

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