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残業をやめられないのは「仕事量が多い」からではない…残業中毒な人が知らない「パーキンソンの法則」とは

source : 提携メディア

genre : ビジネス, 働き方

残業をなくすにはどうすればいいのか。営業研修トレーナーの伊庭正康さんは「残業の原因は仕事量が多いからとは限らない。残業できるからこそ、ムダな仕事が膨張している恐れがある」という――。

※本稿は、伊庭正康『できるリーダーは、「これ」しかやらない[聞き方・話し方編]』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

写真=iStock.com/gorodenkoff ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/gorodenkoff

常に締め切りに追われている部下に効く“問いかけ”

あなたの部下に、いつも時間に追われ、締め切りもギリギリ、そんなバタバタしている部下はいないでしょうか。本人は「間に合えばいい」と思っているかもしれませんが、周囲はやきもきしているもの。上司としては放置できないでしょう。

そんな彼らには、ぜひ、この質問をしてみてください。

「バッファ、取っている?」

バッファとは「余裕」のことを指します。

たとえば、10日までの締め切りであれば、その前日に締め切りを設定する。その余裕がバッファです。

「ギリギリでも、間に合えばセーフ」という考え方もありますが、「提出物にミスがあったら?」「電車が遅延したら?」と、想定外のリスクにも対処できるようにしておくことが、社会人としての責任です。

そんな彼らをたとえるなら、ハンドルに遊び(余裕)がない自動車のようなもの。路面にちょっとした凹凸があるだけで、ハンドルがとられてしまい、事故を起こしかねません。自動車も仕事も余裕があるからこそ、まっすぐに走ることができるわけです。

大事なのは「本人に宣言させる」こと

もちろん、単に「バッファ、取っている?」と問いかけるだけでもいいのですが、より効果的なのは「本人に宣言させること」。それも、改まった場を設けるのが効果的です。

以前、私のところに、いつもギリギリでバタバタな部下がいました。その部下が担当するお客様に上司として営業同行することがあり、先方のロビーで待っていたのですが、なかなか本人が現れません。電話をしてもつながらない。すると、ギリギリになって遠くから走ってかけ寄ってきました。

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