深夜に、無施錠の住宅を狙って侵入し、寝ている少女にわいせつな行為をするなどした疑いで、34歳の男が逮捕された。余罪が多数あるとされるが、中には被害に気づいていない少女もいるとみられている。
日中は住宅街を物色
飲食店アルバイトの柳川実容疑者(34)は、去年8月、埼玉県・所沢市で、無施錠の住宅に侵入し、就寝中の少女の体を触るなど、わいせつな行為をした他、その様子を動画で撮影した疑いがもたれている。調べに対して「性欲を抑えきれなかった」と容疑を認めている。
今回が、3回目の逮捕となった柳川容疑者だが、捜査関係者は「数年に渡って、多くの少女が被害に遭っている。かなり悪質な事件」と語気を強めた。なぜ、同じような犯行を繰り返すことができたのか。その裏には、容疑者のある“習慣”があった。
柳川容疑者は、日中、自転車でに乗って、所沢市内の閑静な住宅街を物色するのを”習慣”としていた。家の外に置いてあるものなどから、どの家に女の子が住んでいるのか、目星をつけていたそうだ。柳川容疑者が狙っていたのは、未就学児から小中学生ぐらいまでの少女だった。
寝ている少女 被害に気づかないことも
もともと所沢に土地勘がある柳川容疑者。この許しがたい”習慣”を、長い期間に渡って続けてきた末に、そこに住む少女たちの生活実態を把握するまでになったという。何とも信じられない話である。
そして、夜な夜な、目星をつけた住宅の中で、カギがかかっていない窓などを探し出して、室内に侵入。就寝中の少女に対して、わいせつな行為を繰り返していたという。犯行時は、必ず、被害者の少女が気づかないうちに、現場から立ち去っていたとのこと。
何度も、同じ住宅に侵入したこともあったそうだ。では、なぜ、そんな大胆な犯行が可能だったのか。実は、被害者の少女たちは、物音で目覚めたとしても、すでに容疑者の姿はなく、性的な被害に遭ったことに気づかないこともあったという。