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ボトルをはるかにしのぐビッグサイズ! 根菜の王様、堀川牛蒡の“射込み”で芋焼酎をしみじみと

PR提供: 濵田酒造株式会社 焼酎蔵 薩州濵田屋伝兵衛

 言うまでもなく、芋焼酎の原料はさつまいもだ。鹿児島の老舗焼酎蔵 薩州濵田屋伝兵衛が「今までにない革新的な焼酎を」という強い信念から誕生させた本格焼酎「薩州 赤兎馬」も、鹿児島の豊かな土で育ったさつまいもを用い、穏やかで柔らかな香味の白麹と地元・冠岳湧水の軟水で仕込んでいる。

 となれば、同じ“根物”と合わないわけがない。今宵はぜひとも旬の根菜を膳に上らせ、淡麗にして芳醇な「赤兎馬」を味わうこととしよう。

本格芋焼酎
薩州 赤兎馬
本格芋焼酎
薩州 赤兎馬

 ご登場願ったのは京野菜の堀川牛蒡だ。たかが牛蒡とあなどるなかれ。なにしろこの堀川牛蒡、長いもので80センチ前後、直径は6~7センチにも及ぼうかという巨大な代物。いわば根菜の王様とでもいうべき堂々たる佇まいだ。しかも、見た目とは違い繊維が柔らかで香り高く、ビタミンや食物繊維などの栄養価も高いという、実に徳の高い王様なのだ。

 この堀川牛蒡、中心に空洞があるのも特徴の一つ。これを生かし、中に鶏ひき肉を詰めた「射込み」に仕立てる算段だ。堀川牛蒡の皮をむき、厚い輪切りにした堀川牛蒡を米の研ぎ汁で茹でてアクを抜く。ナイフなどで中心の空洞を丸く広げて片栗粉をまぶし、あとは鶏ひき肉を詰めてコトコトじっくりと甘辛く炊いていけばよい。

 手順は簡単だがなかなか時間を要する料理で、そのぶん芯まで味の染み込んだ堀川牛蒡はまさに絶品。驚くほど柔らかで噛めばほろほろとほどけ、懐かしい土の香りを残して溶けていく。その余韻をいっそう愉しませてくれるのが、オンザロックの「赤兎馬」だ。キレのよい味わいが煮物の甘辛さをすっきりと洗い、フルーティな芋の風味が堀川牛蒡のそれに寄り添う。やはり根物同士、仲間なんだなぁと相性の良さを感じるほどだ。

 しみじみという言葉がぴったりの晩秋の宵を、繊細で力強い愛馬「赤兎馬」と共に。やれやれ、これではこちらが膳に根っこを下ろしてしまいそうだ。

北方謙三 三国志「赤兎馬」書き下ろし

  赤兎馬は、伝説の馬である。もとは、前漢のころ西域から入れられた、汗血馬にあるのだろう。後漢の三国時代に、呂布という武将が乗った馬の名と伝えられている。私が書いた『三国志』という小説でも、赤兎馬は出てきて、呂布とともに生きる。ほとんど人間のような感情を見せる名馬で、そう描くことによって、呂布の性格も、激烈だが人間的なものになった。赤兎馬は固有名詞で、二代目に、関羽という高名な武将が乗った。

 

 私は、『三国志』を書いたころを思い出す。赤兎馬が出てくると、物語が一歩、二歩進展したものだった。馬なのに、登場人物の存在感を凌ぐような時さえあった。

 

 赤兎馬のファンもいて、私は女子高生から手紙を貰った。自転車を赤く塗ったという。冬の朝、冷たい風を切って自転車を漕ぎながら、赤兎がんばれ、もうすぐ駅だ、と声をあげていたのだという。その姿が想像できて、印象深い出来事として、いまも鮮明に思い出せる。あの女子高生も、いまは立派なお母さんになっているかもしれない。一度会って酒を酌み交わし、赤兎馬について、懐かしさに心をふるわせながら、語り合いたいなあ。

 

提供:濵田酒造株式会社 焼酎蔵 薩州濵田屋伝兵衛
https://www.sekitoba.co.jp/

飲酒は20歳から。飲酒運転は法律で禁じられています。飲酒は適量を。妊娠中や授乳中の飲酒はお控えください。

Illustration:Katsumi Yada
Design:Hidenori Sato
Edit&Text:Yuko Harigae(Giraffe)