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さらに柴田さんは話を続けます。

「もちろん、教団への献金や物品購入したお金はすべて返してほしい思いです。ですが、母親が正直にすべてを話す日まで待ちます」

家族は信者の心が元に戻るまで、慌てずに待つしかありません。それは何年かかるかわかりません。家族は、こうした「待つ」というつらい時間を長く過ごしています。教団によって家庭崩壊しただけでなく、それを修復するまで長い長い時間を過ごす。それは筆舌に尽くしがたい精神的苦痛です。旧統一教会はこうした責任もとるべきです。

柴田さんの母親が完全に教団を離れる日は、すべてを家族に正直に話し、本当に自分の心に折り合いをつけることができたときです。

多田 文明(ただ・ふみあき)
ルポライター
1965年生まれ。北海道旭川生まれ、仙台市出身。日本大学法学部卒業。雑誌『ダ・カーポ』にて「誘われてフラフラ」の連載を担当。2週間に一度は勧誘されるという経験を生かしてキャッチセールス評論家になる。これまでに街頭からのキャッチセールス、アポイントメントセールスなどへの潜入は100カ所以上。キャッチセールスのみならず、詐欺・悪質商法、ネットを通じたサイドビジネスに精通する。著書に『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』、『迷惑メール、返事をしたらこうなった。』、『マンガ ついていったらこうなった』(いずれもイースト・プレス)などがある。

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