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〈奇跡の50歳〉「私の体を見たい人なんているわけない」42歳で異例のグラビアデビュー…中川祐子が明かした当時の“複雑な心情”

中川祐子さんインタビュー #2

2022/10/30
note

――いきなりグラビアは驚きますね。

中川 青天の霹靂でしたし、最初は冗談だと思いました。それに、「そもそも私の体を見たい人なんているわけない」とも思ったんです。だから最初はお断りしたんですよ。

――それでもグラビアデビューを決めた理由は?

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中川 事務所に何度もオファーが来て。「嘘でしょ」って驚きましたね。でもそこまで言ってくださるのなら、一度だけチャレンジしてみようかなと。「これもなにかのご縁かな」とも感じたので。

グラビアは水着を着てないように見せるのが難しい

――初めてのグラビア撮影はいかがでしたか。

中川 最初はすごく緊張しましたけど、ポーズとか見せ方を考えるのが面白かったし、途中からは楽しみながらできました。でも、体が柔らかくないとできないような格好もあって、42歳には結構きつかった。水着を着ていないように見せたりするのとか、難しいんですよ(笑)。

 あと、アナウンサーとしてテレビに出ているときは顔だけをケアしていましたけど、グラビアは全身を見せるから、体全体をケアしないといけない。それも大変でしたね。撮影前は、「これが最初で最後だ」と思っていました。

中川祐子さんのDVD『Bright Tears 〜夢であなたと〜 』

――しかしその後もグラビアを続け、DVDを5本、写真集を1冊出すことになります。

中川 ありがたいことに、初グラビア後もいろいろとオファーをいただいて、それにお応えしていたら8年も続けることになりました。

中川祐子さんの写真集『素風』

――グラビアデビューして良かったですか?

中川 もちろん。自分にはできないと思っていた仕事に挑戦できて、なおかつそれを喜んでくださる人がいる。それがとても嬉しかった。

 それにグラビアを通して、「自分にもまだ新しい可能性があるんだな」というのも発見できましたね。

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