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「好みのタイプだった」10代女性のあとをつけて逮捕された『ウマ娘』作曲家・田中秀和容疑者の“中学時代の評判”と“ある噂”《強制わいせつ未遂》

 幼少期からピアノを習い、中学生の頃にはギターを独学で練習する傍ら、吹奏楽部でパーカッションを担当。音楽だけではなく、勉強もできたという田中容疑者は、名門・神戸大学発達科学部人間表現学科を卒業する。人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の挿入歌「God knows…」の作曲で知られる神前暁氏の紹介で、2010年にゲームやアニメ主題歌などの制作を行う「MONACA」に入社。作曲家としてのキャリアをスタートする。

フリーとして独立を果たした矢先のできごと

 MONACA在籍中には、最年少の音楽クリエイターとして頭角を現していた。大人気のアイドル育成ゲーム「アイドルマスター」の作中曲「神SUMMER!!」「自分REST@RT」などを作編曲し、ファンや業界関係者からの評価も高い。2021年8月からは、「1人の作編曲家として新たな一歩を踏み出す」として、MONACAを独立、フリーの作曲家として活動し始めたばかりだった。

被害女性を追って田中容疑者が電車を降りた駅

 逮捕の報を受け、SNSでは「それでも好きだから帰りを待っている」と田中容疑者を擁護したり、楽曲の配信停止を心配したりする書き込みも多い。

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 過去には「週刊少年ジャンプ」で連載していた「アクタージュ」の原作者が強制わいせつで逮捕された事件があり、即座に作品の連載が終了したケースもあった。有名作品に楽曲を提供していた田中容疑者の事件は、このアクタージュ騒動を想起させるものでもあり、逮捕発表の同日には「アクタージュ」がツイッターのトレンドワードで急上昇した。こうした動きに、ファンの20代女性が複雑な心境を明かす。

YouTubeでのファンサービスに余念がなかった

「受験生の頃には田中容疑者の楽曲を聞きながら勉強していましたし、勇気づけられてきた面はあります。ただ、楽曲を聞いていた頃の自分と、同じ世代の女性を狙って犯行に及んだと思うと、被害者を私自身に重ね合わせてしまい、正直気持ち悪いなと思うところもありますね……」

 若者の支持を集める人気作曲家という立場からすれば、今回の犯行がまさにファンを裏切る言語道断の行為なのは間違いない。暗闇で女性を襲おうとした気鋭の作曲家の心中には、何があったのか。田中容疑者は調べに対し、容疑を一部否認しているという。
 

「好みのタイプだった」10代女性のあとをつけて逮捕された『ウマ娘』作曲家・田中秀和容疑者の“中学時代の評判”と“ある噂”《強制わいせつ未遂》

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source : Webオリジナル(特集班)

genre : ニュース社会音楽

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