文春オンライン

2022/10/27

source : 提携メディア

genre : エンタメ

私自身、賛を浴びるときはありがたく、否を浴びるときもご意見頂戴しますという気持ちで受け止めていますが、一客の立場に回ったときに否を見るのがどうしても切ないんですよね。特にオリジナルの点数をつけている人とか見ると……言いようのないモヤモヤとゾワゾワを感じてしまうのです。

中でも「つまらない」という言葉。いやそれ、あなたの笑いの範疇に入ってなかっただけじゃんって。「ブス」もあなたの“かわいい”の範疇に入ってなかっただけだよねって思うし、芸能人夫婦が書類上は離婚して新しい家庭のかたちを取るのに大バッシングを受けているときも、あなたが考える“家庭”の範疇に入ってないだけでは?とか思うし。

思うのは勝手だけど、言う必要あるのかな? でも、言われる側はある程度の覚悟を持って否を受け止めてんだよなぁ(自分も然り)。

と、せっかく楽しい時間を過ごして、好きな芸人さんがトレンド入りして、ルンルンのまま何気なくスマホをタップすると、なんとなくモヤモヤしちゃうことがあるんですよね。

「笑うことをあきらめるな」ビスケットブラザーズが教えてくれたこと

賞レースには必ず審査員がいて、ネタに点数がつき、順位が明らかになる。“Like a 松ちゃん”という感じで、頬に手を当てながらお手並み拝見モードになってしまう人が出てくるのも納得はできるのです。

おもしろい祭りが始まったぞ~笑わせてもらっちゃお~、という気持ちがフワっといつの間にか消えちゃっているのかもしれません。もしくは最初からそんなつもりないのかもしれません。

とはいえ当の審査員ご本人たちは笑う気満々の姿勢だと思いますし、実際にネタ中めちゃくちゃ笑顔が抜かれていますけど、批評の部分だけ影響を受けてしまう視聴者も中にはいる。

大会と番組の構造として、それはもう仕方のないことなんですよね。ある意味それを煽っている部分もある。だからこそ盛り上がってトレンド入りもするわけだし。