文春オンライン

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genre : ニュース, 政治

企業とのコラボも積極的に進めた。マッチングアプリのTinder(ティンダー)の協力を得て、広告のような形で「7月10日(日)は参議院選挙。投票しよう!」「逆に投票しない理由って何ですか」などのメッセージをアプリに無償で出させてもらったり、グループでスケジュールの共有ができるカレンダーアプリのTimeTree(タイムツリー)と提携し、アプリのカレンダーに「投票日」と自動表示されるようにしてもらったという。

「祝日と同じように、カレンダーに自動的に投票日が表示されるようにしました。TimeTreeでは家族でカレンダーを共有している人も多いので、投票日の表示を見て『家族みんなで投票に行こう』というコミュニケーションをしてほしいと思ったんです」

やりたいことは、まだたくさんある。例えば、「すべての携帯会社が選挙の前日に、『明日は選挙です』というSMSのショートメッセージを一斉送信してくれれば」など、楽しそうに語る。アイデアは次々と浮かんでいるようだ。

20~30代の女性候補を増やしたい

能條さんたちは今年9月、NYNJとは別に、若い女性候補者を応援する「FIFTYS PROJECT」を立ち上げた。「投票に行くだけが政治参加ではない。立候補することには、まだあまり光があたっていない」という問題意識からだった。このプロジェクトは20~30代の女性議員を増やすことを目的とし、まずは来春の統一地方選挙に照準を合わせ、全国の地方議会で200人以上の女性が立候補することを目指している。

「自分たちの仲間から200人を出すということではなく、日本全体で200人になればいいと思っています。私たちが、その一部を担えればという意識です」と能條さんは言う。

40歳以下の議員の割合、日本は150カ国中125位

日本の国会議員の女性や若者の比率は、世界の中でもひときわ低い。ジュネーブに本部を置く国際組織、列国議会連盟(Inter-Parliamentary Union)の2018年のレポートによると、40歳以下の議員の割合を比べると(各国の第1院で比較、日本は衆議院)、日本は150カ国中125位だ。