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写真=iStock.com/Stolk ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Stolk

小学校5、6年時の担任は年配の女性教師でしたが、この教師は、今日でいうハラスメント行為がひどい人でした。

算数の問題が解けない生徒たちを「どうしようもないバカ」と呼び、「さん、にい、いち、ゼロ、ドカ~ン全員バカ」などと、言ってのけるのは日常的で、この人の非常識な振る舞いは、まとめれば図鑑にできそうなほど、多種多様なものがありました。

私の弁当を食べてしまった担任教師

私はこの教師に弁当を取り上げられ、3分の1くらい食べられてしまったことがあります。

その教師は、生徒が教室で弁当を広げると、「私、誰かにもらおう。誰にもらおうかな」と自分の机に座ったまま、「う~ん、ヒサズミ(私の名前)の。」と言います。

私がキョトンとしていると、「ちょっと、弁当持ってきて」と、自分は座ったまま、私に弁当を持ってくるように促します。

私がまだ何を言われているのかわからないまま隣へいくと、私の弁当を見ながら、「これ何?」「うーん、これは?」などとおかずを指さし、「これにするわ。これももらうわ。あんたの弁当箱の蓋に置いて」と指示してきます。

私はこの教師の選んだおかずを自分の弁当箱の蓋によそって、差し出すように促されているのです。

「ごはんも、もらうわ」「ふーん。これおいしいわね」などと話しながら食べる担任の教師。

まともな話が通じる相手でないことは、やはり明らかでした。

子供の私が不思議に思ったのは、なぜこんな人たちが小学校で教師として存在しているのかということです。

5、6年時の担任の教師は、特に評判がわるかったようで、学校や市の教育委員会にもクレームがあるようでしたが、「学校や教育委員会に相談しても、どうにもならない」というのが、大人たちが話していることとして、時折、子供である私の耳にも入ってきました。

今から40年以上前のことですが、これが当時でも、あまりに異常なことだったのは間違いありません。

なぜこんな教師たちの行為を、他の教師たちは止めさせようとしないのでしょうか。私は不思議に思いましたし、学校や教師たちに対しては、不信感を募らせていました。