文春オンライン

分散参拝に御守り郵送も……ウィズコロナ様式が定着した初詣の「いま」

PR提供: 文化企画

令和5年 寺社ガイド〈関東編〉
開運初詣 皆がすこやかに暮らせる良い年に

緩和=安全ではない。感染防止対策は万全に!

 長かった令和4年。まるで夢うつつのような災害や事件もあり、誰の心にも複雑な思いが去来する一年だっただろう。コロナウイルスも変異を繰り返し、未だ終息が見えないまま行動制限は緩和。インフルエンザとのダブルリスクも危惧される中での初詣に、寺社は昨年同様徹底した感染対策を講じている。検温やマスク着用、手指の消毒やうがいの励行を促し、人混みでの不用意な会話や大声は控えるよう注意喚起。護摩祈願や御守り授与の郵送対応、オンライン参拝といった「密」を避ける工夫は継続するところも多いという。三が日にこだわらず年内に初詣を行う「幸先詣」や時期をずらしての「分散参拝」は、今後も初詣のスタンダードとして定着しそうだ。

マスク着用率の高さは衛生観念と“気配り”の表れ

 さらに“鎖国”さながらの入国制限の撤廃により、外国からの観光客も急増中。コロナ前の状態とまではいかないが、名所巡りや買い物など日本文化を楽しむ姿を見かけるようになった。そんな外国人観光客に初詣も人気だ。初詣は、世界でも類を見ない日本独自の宗教行事として認識されている。大勢の人々が、粛々と神仏に手を合わせ、同じ手順で祈りを捧げるその姿に、日本ならではの“様式美”を感じるのだ。

 また、彼らが皆驚くのは、日本人のマスク着用率の高さ。諸説あるが、それは、日本人の衛生観念や他者への配慮を大切にする国民性と、協調意識の高さが理由だといわれている。今ではマスクをしない生活が当たり前の海外からの観光客も、日本ではマスクを着用している姿が散見される。

気は緩めず気分は一新! 新年は地球サイズで招福を

 令和4年はパンデミックのみならず、世界規模で自然災害も増加。台風や地震、洪水など各地で甚大な被害が発生した一年だった。さらに、想像もしなかった戦争の勃発は今なお終結の兆しすら見えていない。全世界でいったいどれほどの人が平穏で安らかな日々を取り戻したいと願っただろう。大切な人を思い、無事を祈る心は万国共通のはずだ。

 新たに迎える令和5年。今年こそ世界中の人々が皆、すこやかに安心して過ごせる一年になるよう祈りたい。そのためにも、気を緩めることなく、マスクを着用し、初詣に出かけよう。

平和な年への願いを込めて。

ウィズコロナ時代の初詣の心得
一、外出前に検温必須、発熱時は外出禁止
一、マスク着用・手洗い・うがいは社会常識
一、人の多い場所では大声&会話厳禁
一、三が日以外の分散参拝・幸先詣もご利益は同じ
一、護摩祈願や御守りは郵送相談も

●イラストレーション/榊原 唯幸
●イラストレーション/榊原 唯幸

※新型コロナウイルス感染症対応は各寺社により異なりますので参拝時間等の詳細は各寺社のホームページでご確認ください

■企画・構成/(株)文化企画
TEL 03(3563)2221(代)


〈茨城・大洗町〉【大洗磯前(おおあらい いそさき)神社

大洗磯前神社は、平安時代に大己貴命・少彦名命が人々を救い導くために降臨され創建されたと伝わる古社。神磯の鳥居はフォトジェニックとして全国的に有名。


〈茨城・東海村〉【村松山虚空蔵堂(むらまつさん こくうぞうどう)

村松山虚空蔵堂は、平安初期807年創建の名刹。弘法大師が一刀三拝し刻んだ本尊の等身座像・虚空蔵菩薩は日本三体の一つとされ霊験もあらたかだ。


〈千葉・成田市〉【成田山新勝寺

成田山新勝寺は、御本尊の不動明王を弘法大師空海自ら敬刻開眼した霊験あらたかな寺院。初詣参拝者数も全国一位を誇り交通安全などの護摩祈祷でも人気だ。


〈茨城・笠間市〉【笠間稲荷神社

笠間稲荷神社は、農業、工業、商業、水産業など、あらゆる殖産興業の守護神・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)をご祭神とする日本三大稲荷。


〈茨城・常総市〉【三竹山 一言主(ひとことぬし)神社

一言主神社は、809年創建。「一言願わば、良き事、良からぬ事(心配事、病気、災難等)につけ、良く聞き分けご利益を授ける」万能の神として信仰を集める。


〈千葉・野田市〉【櫻木神社

櫻木神社は、大化の改新の中心人物・藤原鎌足の末裔である藤 原嗣良公造営の古社。桜の名所として知られ三十種四〇〇本の桜が咲き誇るさまは壮観。


〈千葉・千葉市〉【神祇三社 検見川神社

神祇三社 検見川神社は、四神相応の地に鎮まり、屈指の氣を頂き、ご祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)伊弉冉尊(いざなみのみこと)三柱の神を祀る八方除の古社。


〈千葉・銚子市〉【補陀洛山(ふだらくさん) 満願寺

満願寺は、日本一早い初日の出の地・犬吠埼にあり、日本一早く御来光を受ける観音様は出世開運のご利益で有名。四国・西国・坂東・秩父のご本尊も祀る。


〈千葉・銚子市〉【飯沼観音

飯沼観音は、奈良時代より法灯が護持されてきた坂東三十三観音霊場第二十七番札所真言宗の古刹。銚子は関東最東端に位置し初日の出初詣で賑わう。


〈千葉・長生郡〉【玉前(たまさき)神社

玉前神社は、月の働きを司る玉依姫命を御祭神とする古社。商売・事業に関わる祈願も多く御来光の道〈レイライン〉の東の起点にある神社として有名。


〈千葉・木更津市〉【平野山髙藏寺 高倉観音

平野山髙藏寺 高倉観音は、高さ2.45m、床柱88本に支えられた本堂。本尊は霊験より藤原鎌足公の生誕伝説が残り縁結びや子授りを願う参拝者が絶えない。


〈千葉・松戸市〉【松戸神社

松戸神社は、ご祭神の日本武尊(やまとたけるのみこと)が御東征の折、従者と待ち合わせた場所に祠が建てられた。待つ郷=まつどが地名の由来となった。


〈栃木・佐野市〉【朝日森天満宮

朝日森天満宮は、平安時代に大宰府より天満宮を勧請。道真公ゆかりの鳥・鷽(うそ)を嘘に置き替え、凶事を嘘とし招福を願う鷽替神事で賑わう。


〈栃木・那珂川町〉【鷲子山上(とりのこさんしょう)神社

鷲子山上神社は、ご祭神が天日鷲命(アメノヒワシノミコト)といわれる鳥の神様。大神様の使いであるフクロウにあやかった日本最大級のフクロウ像で有名。


〈埼玉・小川町〉【小川厄除大師

小川厄除大師は、疫病退散・やくよけの元三大師を祀る寺。1月1日~7日新春大護摩祈願。ご縁日の1月3日には採燈大護摩供・火渡り修行が行われる。


〈群馬・渋川市〉【五徳山 水澤観世音

水澤観世音は、歴代天皇の勅願寺として、また、徳川幕府の祈願所として知られる名刹。本堂の葵の御紋や、6体の地蔵尊を回して開運祈願する六角堂も有名。


〈埼玉・熊谷市〉【文殊寺

文殊寺は、丹後や米沢と並び、日本三体文殊師利大菩薩の寺として知られる。知恵をつかさどる文殊菩薩を本尊とし、地元以外に遠方からも多くの参詣客が訪れる。


〈埼玉・神川町〉【金鑚大師(かなさなだいし)

金鑚大師は、飛鳥時代に聖徳太子が草創。舒明天皇の勅願寺と伝えられている。現在は、厄除元三大師の寺として関東一円から多くの参拝客が訪れる古刹である。


〈埼玉・川越市〉【蓮馨(れんけい)

蓮馨寺は、約480年前、川越城主の母・蓮馨大姉の創建。多くの名僧を輩出し願いを叶える呑龍上人を祀る。さわる仏「おびんずる様」も人気である。


〈埼玉・川越市〉【川越大師喜多院

川越大師喜多院は、平安時代、淳和天皇の勅により830年に慈覚大師円仁が創建。客殿や書院、慈眼堂、鐘楼門など数多くの重要文化財を保有する。


〈埼玉・川越市〉【川越氷川神社

川越氷川神社は、日本最大級の大鳥居で有名。1500年前の古墳時代の創建とされる。ご祭神には二組の夫婦神を祀り古くから縁結びの神社として信仰されている。


〈埼玉・日高市〉【高麗(こま)神社

高麗神社は、奈良時代に高麗人が高麗郡の守護神として高麗王若光を祀り創建。参拝後に総理大臣になった政治家もおり、出世明神としても崇敬される。


〈埼玉・所沢市〉【毘沙門天(びしゃもんてん) 多聞院(たもんいん)

多聞院は、元禄9年川越城主・柳沢吉保公により創建された。境内にたたずむ毘沙門堂には、武田信玄公の守り本尊であった毘沙門天が祀られている。


〈東京・清瀬市〉【日枝(ひえ)神社 水天宮

日枝神社は、主祭神の大山咋神の眷属が猿であることから境内には三猿の石燈籠が鎮座。水天宮は、安産祈願の吉日に多くの参拝者で賑わう。


〈東京・足立区〉【西新井大師

西新井大師は、826年に弘法大師によって開創。悪疫流行に悩む村人のため、弘法大師が祈祷。お堂西側の枯れ井戸から水が湧き(のちの西新井)病が平癒した。


〈東京・豊島区〉【とげぬき地蔵尊 髙岩寺

とげぬき地蔵尊 髙岩寺は、針を誤飲した女性に本尊の写し「御影」を与えたところ、針が地蔵尊影を貫き出たことがとげぬきのいわれ。境内全面禁煙。


〈東京・江戸川区〉【江戸川不動尊 唐泉寺

唐泉寺は、真言宗御寺泉涌寺派の寺院。ご本尊の不動明王はガンや諸病を封じる仏様として、全国より多くの参拝者が後を絶たない。


〈東京・板橋区〉【ときわ台天祖(てんそ)神社】 

ときわ台天祖神社は、鎌倉時代中期の後深草天皇の頃に創建されたと伝えられ、かの大田南畝の著書にも登場する古社。地名である常盤の名称の由来でもある。


〈東京・西東京市〉【東伏見稲荷神社

東伏見稲荷神社は、諸願成就のご祈祷に参拝客が関東一円から訪れる。各種特別授与品も多数あり。朱色の社殿は美しく、新東京百景にも選ばれている。


〈東京・西東京市〉【田無神社

田無神社は、神社に詣で家族で過ごす、古来より受け継がれてきた日本の文化を大切にする古社。五龍神は方位除けのご利益で知られる。


〈東京・文京区〉【牛天神北野神社

牛天神北野神社は、1184年創建。”東京ドームの氏神様“として有名。元日午前零時の太鼓の合図で参拝開始。境内では甘酒や梅の実を使ったお菓子も味わえる。


〈東京・文京区〉【根津神社

根津神社は、江戸時代徳川綱吉が建立した総漆塗りの本殿など7棟(重文)が今も残る御神威高い名社。地元では「根津の権現さん」と呼ばれ広く親しまれている。


〈東京・文京区〉【小石川大神宮

小石川大神宮は、天照皇大神が御祭神。昭和41年に伊勢神宮より、特別御神璽(おほみしるし)を奉戴。令和3年5月新社殿完成。


〈東京・中央区〉【薬研堀(やげんぼり)不動院

薬研堀不動院は、「厄除けのお大師さま」として親しまれる川崎大師の東京別院。古くから目黒、目白と並び江戸三大不動尊としても有名だ。


〈東京・墨田区〉【高木神社

高木神社は、1468年創祀の縁結び神社で「むすび」に因み、おむすびが神社のシンボルとなった。近年は若者を中心に人気アニメの聖地としても有名。


〈東京・新宿区〉【赤城神社

赤城神社は、鎌倉時代に群馬県赤城神社の御分霊を祀り創建。世界的建築家・隈研吾氏設計・監修の下、社殿を含む境内は2010年に再建された。


〈東京・杉並区〉【堀之内 妙法寺

堀之内 妙法寺は、「やくよけのおそっさま」として名高い日蓮大聖人の御尊像を奉安。リモート祈願も行っているので、自宅で安心して除厄祈願が受けられる。


〈東京・杉並区〉【杉並 大宮八幡宮

大宮八幡宮は、平成25年に御鎮座950年を迎え、「武蔵国八幡一之宮」と称され、ご祭神のご神徳から“子育て厄除八幡さま”と親しまれ厚く信仰されている。


〈東京・渋谷区〉【渋谷氷川神社】

渋谷氷川神社は、素盞嗚尊などを祀る古社。約四千坪の境内には江戸郊外三大相撲の一つ、金王相撲場跡がある。映画やTVドラマのロケ地としても有名。


〈東京・新宿区〉【稲荷鬼王(いなりきおう)神社】

稲荷鬼王神社は、古来より神や力の象徴である「鬼」の王(=きおう)の名をもつ。都内唯一の干支祈願や厄除けは常時受付。新宿山の手七福神の恵比寿さまも鎮座。


〈東京・品川区〉【蛇窪(へびくぼ)神社

蛇窪神社は、鎌倉時代に雨乞い祈願成就により創建。境内の湧水に弁財天の使いの白蛇が住んでいたことから「東京の白蛇さま」と親しまれる。


〈東京・品川区〉【旗岡八幡神社

旗岡八幡神社は、平安末期創建と伝わる旧郷社。猿駒止の絵馬(品川区文化財)や絵馬殿(国、登録有形文化財)があり三尺七寸の宮神輿も平成29年に新調した。


〈東京・千代田区〉【神田明神

神田明神は、約1300年の歴史を誇る古社。歴代将軍から庶民まで崇敬篤く、江戸総鎮守として親しまれてきた。日本三大祭の一つ、「神田祭」でも有名。


〈東京・千代田区〉【平河天満宮

平河天満宮は、1478年に現在の皇居・平河城内に太田道灌が江戸の守護神として創建。菅原道真公が主神であるため初詣は受験や就職祈願の学生で賑わう。


〈東京・千代田区〉【東京大神宮

東京大神宮は、伊勢神宮の神様のほか、結びの働きを司る神々もあわせ祀り、神前結婚式を創始した神社であることから縁結びのご利益で知られる。


〈東京・港区〉【乃木神社

乃木神社は、明治時代に活躍した乃木希典将軍と静子夫人を祀る。令和5年の御鎮座百年に向けて境内整備など各種の記念事業を推進している。


〈東京・港区〉【高野山東京別院

高野山東京別院は、江戸時代に幕府と全国の古義真言寺院との触れ頭として開創された寺院。弘法大師・仏様・人と人・会社等、様々な縁を結ぶご利益がある。


〈東京・港区〉【赤坂不動尊 威徳寺

赤坂不動尊は、紀州徳川家のご祈願所にもなり、広く人々に信仰された由緒ある寺。2月1日(水)の節分会では、赤坂Bizタワー「赤坂サカス」より一ツ木通りを練供養。


〈東京・大田区〉【大森 浅間(おおもりせんげん)神社

大森浅間神社は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)がご祭神。富士山をご神体とし、桜の化身と謳われる姫神さまのご神徳にあやかりたい参詣者で賑わう。


〈東京・大田区〉【雪ヶ谷八幡神社

雪ヶ谷八幡神社は、不世出の大横綱・大鵬関奉納の「出世石」を有することで知られる神社。美しい鎮守の社には大田区文化財指定の庚申供養塔群がある。


〈東京・府中市〉【大國魂(おおくにたま) 神社

大國魂神社は、約1900年の歴史があり、平安時代には大國魂大神の他に武蔵国内の多くの神社の神を併せ祀ったことから「武蔵総社」となった。


〈東京・日野市〉【高幡不動尊金剛寺

高幡不動尊 金剛寺は、平安時代初期、清和天皇勅願により創建。重文丈六不動三尊像を安置。新選組土方歳三の菩提寺としても有名。


〈東京・八王子市〉【高尾山薬王院

高尾山薬王院は、奈良時代の天平16年に聖武天皇の勅願により東国鎮護の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山された真言宗智山派の大本山である。


〈東京・青梅市〉【武蔵御嶽(むさしみたけ)神社

武蔵御嶽神社は、山岳信仰の興隆と共に鎌倉時代より金峰山御嶽蔵王権現の名で信仰を集める。1月11日からは愛犬祈祷・犬形代も受けつけている。


〈神奈川・川崎市〉【川崎大師

川崎大師は、1128年開創。真言宗智山派の寺院で、厄除弘法大師をご本尊に祀る。諸々の災厄をことごとく消除するご利益に多くの参拝者が集う。


〈神奈川・横浜市〉【横浜成田山

横浜成田山は、千葉県成田山新勝寺の直系別院。ご本尊は不動明王。野毛の不動尊として親しまれている。元旦から2カ月は新春特別大護摩供が行われる。


〈神奈川・鎌倉市〉【鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮は、源頼朝公が鎌倉幕府を開くのに当たり、源氏の氏神として祀ったことで知られる由緒ある社。国際的史都の象徴には数多の参拝者が訪れる。


〈神奈川・川崎市〉【武州柿生(ぶしゅうかきお) 琴平神社

武州柿生琴平神社は、徳川二代将軍秀忠の正室・崇源院により祈祷所として伊勢神宮を勧請し、その後、金刀比羅宮も勧請し合社したのが起源とされる。


〈神奈川・藤沢市〉【鵠沼伏見稲荷(くげぬまふしみいなり)神社

鵠沼伏見稲荷神社は、昭和18年、京都伏見稲荷大社より御分霊を勧請。荘厳な境内に湧く“鵠沼和貴水”は御神水として有名。心身を清め参拝したい。


〈神奈川・南足柄市〉【大雄山最乗寺

大雄山最乗寺は、最近では8カ所のパワースポット巡りで人気。女性や子供の仏さま慧春尼は知る人ぞ知る名僧。初詣には関東近郊からの参拝者で賑わう。