文春オンライン

「雅子さまへの尊敬のお気持ちと品格が」愛子さまと佳子さまが“梅を思わせるアンサンブル”に込められた個性

note

 今月5日、宮内庁・楽部による「雅楽演奏会」が3年半ぶりに催された。愛子さまは自らの希望で会に臨み、佳子さまと共に音色や舞を楽しまれた。

「愛子内親王殿下は、学習院大学で『源氏物語』などの古典文学を勉強されています。当時の時代背景を深く理解するためにも、ご自身の目と耳で雅楽に触れたいと思われたのでしょう」(元宮内庁勤務の皇室解説者・山下晋司氏)

『源氏物語』を彩る花のひとつが梅。愛子さまは白梅を思わせる淡いピンク、佳子さまは紅梅のような赤いアンサンブルでお出ましになった。

ADVERTISEMENT

愛子さまは白梅を思わせる淡いピンク、佳子さまは紅梅のような赤いアンサンブルでお出ましに 

「お二人が並ぶ姿は貴重ですね。幼い頃にはよく遊ばれていましたし、演奏会でもにこやかに会話されていました。愛子内親王殿下はしとやかで自然体なご様子、佳子内親王殿下の姿勢からは凜々しさが漂っていました」(同前)

 

「襟」に表れていた“お二人の個性”

 個性は「襟」にも表れていると歴史文化学研究者の青木淳子氏は指摘する。