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伊藤詩織さんを侮辱した漫画家「はすみとしこ」賠償増額 東京高裁は「名誉感情を著しく侵害」と判断

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genre : ニュース, 社会, メディア

名誉毀損(きそん)訴訟の控訴審判決後、取材に応じるジャーナリストの伊藤詩織さん=10日午後、東京都千代田区

 「はすみとしこ」として活動する漫画家の蓮見都志子氏がツイッター投稿したイラストで名誉を傷つけられたとして、ジャーナリスト伊藤詩織さん(33)が慰謝料など550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、東京高裁であった。岩井伸晃裁判長は名誉毀損(きそん)を認めた上で、賠償額を88万円とした一審東京地裁判決を変更し、蓮見氏に110万円の賠償を命じた。

 判決によると、伊藤さんが元TBS記者から性被害を受けたと明らかにした2017年以降、蓮見氏は伊藤さんのイラストを交えて「枕営業大失敗」「裁判なんて簡単」などと投稿した。

 岩井裁判長はイラストについて「伊藤さんをことさらにやゆ、侮蔑するもので名誉感情を著しく侵害すると言える」と判断。慰謝料を80万円から100万円に増額し、「諸般の事情を総合考慮した」と述べた。

 また、蓮見氏の投稿をリツイートした男性医師に対し、一審で賠償命令を受けた後にも同様の行為を繰り返したとして、同額の11万円を追加で支払うよう命じた。

 伊藤さんは判決後、記者団に「誹謗(ひぼう)中傷に対する世の中の見方は変わってきている。イラストを忘れることはできないが、区切りがついて良かった」と語った。

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