「F子は多いときは1日で50~60人の相手をさせられていて、かなりヤバい状況だったそうです。F子がガタガタ震えて『40度の熱がある』という状態で会場に来たことがあり、後からコロナに感染していたことが分かりました。『熱があっても、できるだけヤってくれ』と運営側には言われていたようです。食事も、男性の相手をする合間にコンビニ弁当や割引シールのついたスーパーの総菜か支給されないこともあったといいます」
取材を進めるなかでF子さんの知人女性にも話を聞くことができた。F子さんがこの知人女性に話した内容によると、接触以前はF子さんは2年ほど前から逮捕された男性メンバーらと歌舞伎町のビジネスホテルの一室で生活していたという。昨年夏に沢村容疑者らが歌舞伎町のマンションの一室を“アジト”として借りるようになってからは、その部屋で10人ほどで暮らしていたようだ。F子さんは外出自体は許可されていたが、行き先や帰る時間の報告を求められていたという。知人女性はこう話す。
「あのパーティーは全然ヤらなかったからゼロでいい?」
「F子は乱交パーティー最優先の生活をしていました。ある日F子が『ディズニーランドにいきたい』と言った時も、『その日はパーティーだからダメだ』と言われていました。他にも、依頼していた同人モデルがドタキャンすれば『穴埋めで来い!』と呼ばれるなど、ひどい扱いを受けていました。那須塩原の温泉付きコテージのパーティーに“遠征”させられることもありました」
状況を聞くとなぜ逃げ出せなかったのだろうと疑問がよぎるが、「F子は逃げ出すだけの金がなかったのだ」と話すのは前出のパーティー運営者の男性だ。
「沢村容疑者たちは他の固定女性メンバーにはパーティー1回ごとに金を払ってましたが、F子は『月15万~20万の月額制』に変えられていました。さらに『あのパーティーは全然ヤらなかったからゼロでいい?』などと理由をつけて未払いが続き、最終的には月2万~3万円で生活していたようです。パーティー収入のほとんどは沢村容疑者と小山容疑者の懐に入っていて、逮捕された他のグループメンバーも収入はせいぜい月10~20万円。セックスしたい、という一心だったのだと思います」