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「わざとぶつからないでよ!」駅構内で遭遇した"ぶつかり男"に抗議したところ、返ってきた衝撃的な反応

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genre : ニュース, 社会

人ごみで女性にわざと体当たりをする「ぶつかり男」は、なぜぶつかってくるのか。漫画家の田房永子さんは「私も何度もぶつかられたことがあり、『ぶつかり男』本人に抗議したこともある。どうしても、『ぶつかり男』と(映画『もののけ姫』に登場する)『タタリ神』を重ねて見てしまう」という――。

写真=iStock.com/xavierarnau ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/xavierarnau

「ぶつかり男」との遭遇

「ぶつかり男」という言葉があります。街中で女性にわざと体当たりする男性のことを指します。

2018年ごろからSNS上で、男性が女性にぶつかっている様子が撮られた動画がアップされ、「ぶつかり男」と名前が付けられるようになりました。ワイドショーでも取り上げられ、女性がけがをしたニュースや、2019年には「ぶつかり男」逮捕も報道されました。

「ぶつかられたことがない。本当にそんなことがあるの?」という女性もいます。

私は結構「ぶつかり男」に遭ったことがあるので、今回は、ぶつかり男とやりとりしたことを書きたいと思います。

私が初めて「ぶつかられた」と認識したのは2011年、新宿南口の駅構内にいた時です。

午後の比較的、人の往来が少ない時間帯でした。大きめのバッグを右肩にかけて歩いていたら、右後ろからドーーン! とタックルみたいに当たってきた人がいました。

人混みを歩いてたら、人とぶつかってしまうことはあります。

だけど「え? わざと?」と思ったのは、そのおじさんにとってもかなりの衝撃を感じたはずなのに、一切こちらを見ることもなくそのまま進行していってあっという間に目の前から消えたからでした。スーツを着た小柄な50代くらいの男性でした。

人混みで他人にぶつかってしまった場合、「あ、すみません」という動作をするのが自然だと思います。ぶつかられたほうも「大丈夫ですよ」とか口に出して言わなくても、会釈するなど、他人とぶつかったことで起こる衝撃への何かしらのリアクションをし合うもの。

昔の漫画やドラマでは、ワルな人が自分からぶつかっておきながら「チンタラ歩いてんじゃねえーよ!」と叱る、というのもよく見ました。「俺が今お前にぶつかってしまったのはノロノロ歩いているお前のせいだ」という意味にも取れるこのフレーズ。事故であろうが故意であろうが、そしてリアクションが謝罪でもチンタラでも、ぶつかり後になんらかのコミュニケーションがあることで「私はいまあなたにぶつかった」という事実の共有はできている、と考えられます。