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「駅まで送って」20代の女性研修医が救急車をタクシー代わりに 救急隊が拒否するも…急いだ理由は友人と食事のため

source : 提携メディア

genre : ニュース, 働き方, 社会, 医療

 

愛知県の病院で起きた前代未聞の事態。20代の女性研修医が救急車をタクシー代わりに使っていたことが明らかになった。

「駅まで送って」女性研修医が救急車を私的利用

12月16日午後5時20分ごろ、江南市にある「江南厚生病院」に勤める女性研修医は、3人の救急隊員と救急車に同乗し、長久手市にある大学病院へ患者を搬送した。

 

消防本部によると、午後6時40分ごろ、搬送先の病院で救急隊員が患者を降ろす作業をしている最中、女性研修医が「(帰り道で)名古屋駅か伏見駅でおろしてほしい」と“お願い”をしたという。

 

大学病院からの帰路とは別方向で、約15km離れた名古屋駅か伏見駅まで救急車で送ってほしいと言い出したのだ。

 

救急隊員は「無理です」と拒否。しかし、女性研修医は再び「藤ケ丘駅ならどうか?」と、今度は約3km離れた藤が丘駅まで送ってほしいと要望した。

 

さらに「上司にあたる医師の許可は得ている」と話し、救急隊員はしぶしぶ本来のルートから数百mほど離れた駅まで送り届けたという。

 

理由は友人と食事に行くため

まさかの救急車の途中下車に、街からは…

60代女性:
許せません。あるまじき行為。タクシーじゃないんですから、おかしいと思う。

20代女性:
税金で救急車を出してるので、それはダメだと思う。

 

70代女性:
救急車はあくまで緊急の場合なので、職権乱用かもしれないですね。そんな方がお医者さんになるとはね、ちょっと信じられません。

 

なぜ女性研修医は急いで帰りたかったのか。

女性研修医の勤務時間は午後5時までで、患者の搬送を終える午後6時40分ごろはすでに勤務時間外だ。仕事の後で友人と食事に行く約束をしていたという。

 

女性研修医は「救急隊に快諾してもらった」と話した一方で、市の消防本部側は「私用での途中下車は想定しておらず、快諾はしていない」としている。

 

女性研修医が勤める江南厚生病院は「救急隊の好意に甘えた不適切な行動であり、病院として深くおわびするとともに、今後このようなことが起きないよう職員教育を徹底してまいります」とコメントしている。

(「イット!」12月22日放送より)

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