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20キロのリュックを背負い20キロ走り…第5師団の過酷すぎる訓練内容

 入隊後、まず行うのが5週間の軍事基礎訓練だ。第5師団で兵役を務めた現地記者が語る。

「銃の射撃訓練や歩き方、ほふく訓練など、軍人としての基礎を幅広く学びます。もちろん軍での生活の仕方や礼儀作法も。一番厳しいのは、完全武装した状態で、20キロの重さのリュックサックを背負い、20キロメートル走る訓練。JINも教育隊に所属している間、2回ほど行うでしょう」

 基礎訓練後は、各部隊に配属されるが、JINは北朝鮮に近い部隊に配置される可能性もあるという。

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 第5師団には本部勤務など比較的気楽な部隊もあるが、軍事境界線を24時間監視したり、北朝鮮が韓国に侵入するルートを警備する部隊もある。

「最も厳しいのは『ガードポスト』部隊。軍事境界線から南北2キロずつの非武装地帯に配置されている。過去には襲撃を受け、小隊が全滅したこともあると聞く。流石に最近は襲撃はありませんが」(同前)

 常に緊張を強いられ、精神的にも負担が多い。

「普段は2時間ごとに交代で勤務するが、濃い霧などで天候が悪いときは、交代のタイミングでの襲撃を防ぐため、最長12時間連続で勤務することもある。自分の当番でなくとも、緊急時には向かわないといけない。兵士は年に15日間の休暇があるが、休暇中に呼び戻されることも」(同前)

 過酷な第5師団だが、芸能人が厳しい部隊に入ると好感度は上がるという。

「JINの入隊はいま、概ね好意的に捉えられています。一方、俳優のウォンビンが怪我を理由に半年で除隊したことに批判が集まった。初めは厳しい部隊にいても、短期間で広報部隊に転役する芸能人も中にはいる。彼が本当に評価されるのは、無事に兵役を終えてからでしょう」(前出・崔氏)

 他のメンバーは来年から順次入隊。BTSの活動再開は25年の予定だ。