──自分が子供のころに思い描いていたプロレスラー像と、今の自分に違いはありますか?
オカダ 全然違いますね。子供のころ見ていたプロレスラーより、全然カッコよくて、イケてるプロレスラーになっていると思ってます!(キッパリ)
子供と遊ぶためにけがなく帰る
──オカダさんにとって「カッコいい男」というのはどういう男性ですか?
オカダ やっぱり強い男ですね。それはいろんな意味での強さ。僕たちってどれだけダメージがあっても基本的には相手の技を受ける。どんなに技を極められてもギブアップせずにロープに逃げて、すごいチョップを食らっても何度も起き上がっていく。そうやって技を受ける力っていうのがプロレス以外でも必要だと思いますし、奥さんにぐいぐい言われても耐える──うちがそうなわけじゃないですよ(笑)。そうやっていろんなものを受け止める力がある人が強い人だと思います。
──ご結婚されて生活は変わりましたか?
オカダ なんか落ち着いたというか、すごくいいですね。家に帰ってもひとりじゃないし、一緒に食事する相手もいる。ひとりのときでは考えられないくらい落ち着いた気持ちで試合できるようになりました。
──2022年にはご長男も生まれましたけど、心境の変化は?
オカダ これまで以上にケガなく帰ってこなきゃと思うようになりました。子供を世話したいというか、一緒に遊びたい(笑)。そのときに、どこか痛いところがあると思い切り遊べないじゃないですか。肩痛いから抱っこできないとか嫌ですから。
──プロレスラーの場合、巡業があるのでどうしても子供と接する時間が少なくなりがちだと思うんですけど、子育ての考え方はありますか?
オカダ やっぱり外に出てしまう時間が長いからこそ、一緒にいる時間を大事にして、妻の負担を減らさないといけないと思っていますね。この間も2週間巡業に出て帰ってきたら、うわ、こんなに大きくなってるっていうのはすごく感じたので、一緒にいるときは離れないくらいの感じで、やれることは全部やろうと思いますね。