全国で相次ぐ強盗事件を巡り、逮捕された複数の容疑者がSNSを通じ、「ルフィ」と名乗る人物から指示を受けていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、強盗グループはSNSを通じて「闇バイト」に応募してきた人物に、追跡が困難とされる通信アプリ「テレグラム」などを通じて強盗に関する具体的な手順などを指示。この際「ルフィ」と名乗っていたといい、昨年10~12月に東京都稲城市、山口県岩国市、広島市西区で発生した強盗事件などに関与していたとみられるという。
一方、東京都狛江市の民家で住人の大塩衣与さん(90)の遺体が見つかった強盗殺人事件で、大塩さん宅1階に設置された防犯カメラのモニターが破壊されていたことも判明した。警視庁調布署捜査本部は、データをすぐに確認できないようにするためだったとみて調べている。
捜査本部によると、大塩さん宅の玄関には防犯カメラが2台設置されていた。1階の壁に掛けられたモニターで映像を確認する仕組みだったが、モニターは壊され、床に落ちた状態だった。
