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実際の団体や、警察や公務員をかたると犯罪なので絶対に行なってはならない。架空の団体をかたることも行動がいきすぎれば軽犯罪となるので要注意である。

諜報員や探偵がやっているようなことは、素人が容易にできるものではない。もちろん、探偵のように動こうというビジネスパーソンも少ないだろう。

しかし、ターゲットからなるべく遠い人から攻めるというのは参考になる。

そして、むしろ重要なことは、世にはこうして情報を集めている諜報員や探偵が存在しているという事実をセルフディフェンスの視点から知っておくことである。

フィーリングを相手に合わせられるか

ビジネスパーソンが相手にアプローチしたいならば相手を敬い、真心をつくして接するのが基本である。

相手のことを公開情報で調べて、相手がどんなことに関心を持っているか明らかにし、相手の気持ちを考えて、相手にとって自分が会ってみたいと思える人物であるかを考えてみる。

相手を理解し、相手の趣味や家族に寄り添うことができるなら、趣味サークルや子供の関係から、良好な交際や核心の情報を得るためのコミュニケーションのチャンスは得られる。

相手が会いたくなる人とは、どんな人か。

自分が知らない情報を持っている人、人脈を持っている人、会って退屈しない人、安心できる人、温かい人、感情の豊かな人、聞き上手な人、挙げればきりがないが一言ではフィーリングを相手に合わせられる人である。

諜報員はフィーリングを合わせているのである。そのため、ターゲットをよくよく事前研究しており、弱みや強みを把握している。強みは賞賛し、弱みは親身になって聞く、ということを行なっている。

警戒させずに重大な情報を引き出す「砂時計会話術」

ターゲットとの会話で聞きたいことを直接聞くと、「ずいぶん詮索してくるな」と相手を警戒させることになる。

そこで、諜報員がよく使う相手を警戒させずに重大な情報を引き出す「砂時計会話術」を紹介する。