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体のカタい人がストレッチをしても逆効果になるだけ…筋肉は「伸ばす」より「ゆるめる」ほうがいい理由

source : 提携メディア

genre : ライフ, ライフスタイル, ヘルス

筋肉が固い状態でどんなに激しく動かしても、筋肉の伸縮性がなく、可動域が狭まっているため思うように縮みませんし、伸長もしません。場合によっては筋を痛めてしまいます。だからこそ、まずは背中の筋肉の緊張を取ることが大切なのです。

先ほど挙げたチェストプレスで鍛える主な筋肉は、大胸筋(胸の筋肉)・上腕三頭筋(腕の後ろ側の筋肉)・三角筋(肩の筋肉)です。

背中の大きな筋肉である広背筋をゆるめることで、広背筋と「対」になって伸び縮みする大胸筋が動きやすくなりますし、肩まわりもゆるみ、骨が本来の位置で機能的に動かせるようになります。

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筋肉は、使っていないと前側に引っ張られていく

運動は悪いことではありません。筋肉は使わないと固くなってしまうのも事実です。でも、「激しく大きく」動かしても筋肉はゆるみません。ぜひ、「ラクに小さく」動かすことも意識してみてください。

そしてもう1つ、意識して頂きたいことがあります。

筋肉を使っていないと、筋肉は体の「前側」にどんどん引っ張られます。猫背や巻き肩は、典型的に背中の筋肉が前に集まってしまった状態です。腕は内側にねじれて、肩が内側に巻き込まれ、背中の筋肉は前のほうに引っ張られています。首から肩、背中にかけて筋肉が前のほうに引っ張られて、突っ張っているような状態です。

下半身も同様です。背中の筋肉が固くなると、連動してお尻や太ももの筋肉も前に引っ張られます。本来、お尻の中心に筋肉が寄っている状態が自然なのですが、前に引っ張られてしまうと、筋肉はつぶれて広がります。

ラクに動けて、なおかつ崩れた体形を元に戻すためには、背中をゆるめる筋肉は「ゆるめて、集める」ことが大切であると同時に、「背中に筋肉を集める」ことがとても大切です。

ゆらす、細かく動かす、緊張させて解放させる

「背中に筋肉を集める」というのは、骨に引っ張られて前のほうに寄ってしまった筋肉を、後ろに戻すということです。本来、筋肉は後ろに集まっているのが自然な状態です。