AIの進化により画質が向上するのであれば、確かに好ましいことだ。だが、AIが「こうである」と推定したとおりに画像に手を加える手法は、まだ賛同を得られる段階に達していないように思われる。
説明を怠り、あたかもカメラの物理的な性能が優れているかのように誤解させたサムソンに、ユーザーが落胆を覚えるのも無理はないだろう。純粋な技術としては興味深いだけに、PRの方向性を間違え「嘘」に成り果てた経緯が残念でならない。
青葉 やまと(あおば・やまと)
フリーライター・翻訳者
1982年生まれ。関西学院大学を卒業後、都内IT企業でエンジニアとして活動。6年間の業界経験ののち、2010年から文筆業に転身。技術知識を生かした技術翻訳ほか、IT・国際情勢などニュース記事の執筆を手がける。ウェブサイト『ニューズウィーク日本版』などで執筆中。
フリーライター・翻訳者
1982年生まれ。関西学院大学を卒業後、都内IT企業でエンジニアとして活動。6年間の業界経験ののち、2010年から文筆業に転身。技術知識を生かした技術翻訳ほか、IT・国際情勢などニュース記事の執筆を手がける。ウェブサイト『ニューズウィーク日本版』などで執筆中。