文春オンライン

脱・2024年問題 - 根本 敏則氏(敬愛大学教授)田島 一孝氏(サッポログループ物流社長)黒岩 正勝氏(ニッコンホールディングス社長)

脱・2024年問題 - 根本 敏則氏(敬愛大学教授)田島 一孝氏(サッポログループ物流社長)黒岩 正勝氏(ニッコンホールディングス社長)

6月15日(木)オンラインLIVE配信

PR

◇開催趣旨

2019年以降「働き方改革関連法」の施行に基づく「時間外労働の上限規制」により、様々な産業で労働環境の整備や条件の改善が進展してきました。一方で、適用まで5年間の猶予が与えられている「物流業界」では、改善への動きが加速しているものの、長時間労働と休日労働からの脱却が不完全な状態が続いており、猶予期間が終わる2024年4月1日に向け、環境整備が急務となっています。

物流業界では「トラックドライバーの時間外労働の制限」により「担い手の不足」「労務管理によるコスト増」「輸配送業務の効率化」に対しデジタルを活用した業務効率化、物流施設の機械化・省人化・自動化による生産性の向上、勤務間インターバルの導入による働き方改革の徹底、人材育成、給与水準の見直しなど多くのチャレンジが示されてきました。

しかしながら、物流に関する課題は荷主側、輸配送側の視点だけとってもさまざまな場面で顕在化するため、どこから改善したらよいのか経営者は最善のアプローチ方法を模索しています。

そこで本カンファレンスでは、いよいよ施行が間近に迫る「長時間労働の上限規制」対策に向け、改めてどのようなロードマップを描き、持続可能な体制を築くかについて、荷主側、物流施設運営会社、輸送会社それぞれの変革について、当事者目線で考察をできればと存じます。

〇カンファレンスで取り上げるテーマ

2024年問題の解決に向け「物流生産性の向上」「配送業務の効率化・デジタル化」「物流施設の機械化・省人化・自動化」「環境配慮」「持続可能な物流」「人材不足対策」などの課題に対する荷主側、荷受側、輸送会社それぞれの変革について、当事者目線で考察します。

≪開催概要≫

日 時  2023年6月15日(木) 13:00~17:00
会 場  オンラインLIVE配信
参加対象 物流関連業に従事する経営者、経営幹部、経営企画、人事、
     オペレーション部門、デジタル部門、管理部門など
定 員  500名
参加費  無料(事前登録制)
主 催  株式会社文藝春秋
協 賛  株式会社スタディスト、GO株式会社、テレネット株式会社

申し込み

≪プログラム≫

【プログラム全体】
13:00~13:50 基調講演(持続可能な物流の実現)
「物流の2024年問題、打開に向けて」
~ 持続可能な物流の実現に向けた課題と期待 ~

敬愛大学 経済学部教授
「持続可能な物流の実現に向けた検討会」 座長
根本 敏則氏

1953年青森県生まれ。東京工業大学工学部卒業、同大学大学院修了。一橋大学大学院商学研究科教授などを経て現職。一橋大学名誉教授。日本物流学会会長、公益社団法人日本交通政策研究会専務理事、国土交通省運輸審議会委員、財務省関税・外為審議会委員などを歴任。現在、「持続可能な物流の実現に向けた検討会」の座長を務める。


13:50~14:20 課題解決講演①
物流業界が抜け出せない“ヒト”への依存
~ 「属人化した現場業務」を解消するための最善策とは? ~

株式会社スタディスト
営業部/インサイドセールスグループ・ユニットリーダー
本間 遼氏

新卒で内資系医薬品企業に入社。医療用医薬品営業として新薬の立ち上げ、チームマネジメントに従事。DX化の潮流の中で「現場が思い切り自身の職務と向き合い輝ける環境」を提供する必要性を強く感じ、2021年9月よりスタディストに参画。インサイドセールス業務に従事し、年間240社以上に生産性・属人化課題解消の提案を行う。 


14:20~14:30 休憩


14:30~15:10 特別講演①(業務効率化、M&A、業界横断共創)
「サッポログループのロジスティクス改革」
~2024年問題を見込んだロジスティクス価値創造や人財育成、異業種連携の実践事例~

サッポログループ物流株式会社
代表取締役社長
田島 一孝氏

横浜市立大学商学部卒業後、サッポロビール株式会社へ入社。同社 西日本ロジスティクスセンター長、サッポロ流通システム株式会社 ロジスティクス推進部長、サッポログループ物流株式会社 物流業務部長、ロジスティクスソリューション部長を歴任し、2016年3月、サッポロビール株式会社 サプライチェーンマネジメント部長として物流業務の標準化、高度化、省力化に従事。2022年3月よりサッポログループ物流株式会社 代表取締役、サッポロ流通システム株式会社 社外取締役 就任。


15:10~15:40 課題解決講演②
必要なことは「業務効率化」と「輸送品質向上」の両立
AIドラレコを活用した安全管理マネジメントの新潮流とは

GO株式会社
スマートドライビング事業本部 ビジネス開発部 部長
武田 浩介氏

アクセンチュア株式会社にて顧客企業の人事制度や労務管理改革を実施後、製造流通業の顧客に対し、商品開発、サプライチェーン、物流改革などを遂行。2017年、(株)ディー・エヌ・エーオートモーティブ事業本部に入社し、新規事業企画、事業立ち上げに従事。2020年4月、JapanTaxi(株)との統合に伴い、現GO(株)にてDRIVE CHART事業のビジネス責任者として事業を推進。


15:40~15:50 休憩


15:50~16:20 課題解決講演③
「物流を止めない」
~「通信障害」「大規模災害」発生時でも、従業員と即時につながる「連絡体制」構築のススメ~

テレネット株式会社 専務取締役
防災士 緊急地震速報利用者協議会 理事
青山 利之​氏

緊急地震速報利用者協議会の理事として、全国各地の緊急地震速報の普及に尽力。 緊急地震速報のインターネット配信を活用した「館内放送アナウンスの自動化」や「エレベータ/自動ドア制御の揺れ前の自動開放」など、大規模地震時の死傷率軽減と円滑避難の自動化ソリューションを国内の企業・公共機関など約3,000か所にサービスを提供。緊急災害用無線機「ハザードトーク」内に、通信インフラ負荷をかけないGPS連動の緊急災害速報の個別自動配信システムを実用化させた。物流関連事業者様への導入実績も多数。


16:20~17:00 特別講演②
「2024 年問題を手の内管理で切り拓く、
         ニッコンホールディングスの取り組み」

  ~ グループの総合力で挑む、柔軟で強固な物流の実現 ~

ニッコンホールディングス株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
黒岩 正勝氏

1973 年、日本梱包運輸倉庫株式会社入社。
1981 年、同社鈴鹿センター営業所長。
1986 年、同社取締役。
1989 年、同社常務取締役。
1994 年、 A.N.I.LOGISTICS,LTD. 社長。
1999 年、同社専務取締役。
2003 年、NKPARTSINDUSTRIES,INC. 会長兼社長。
2009 年、同社代表取締役社長。
2015 年、持株会社制へ移行し、ニッコンホールディングス株式会社 代表取締役社長       社長執行役員に就任、現在に至る。