先日、とある事業家さんとお話ししました。大先輩なので、私のやっていることに、遠慮なく質問や指摘が入る。そのたびに、ハッとしました。
私と同じような経験や視座では見えないものが、ストレッチゾーンにいる人にはバッチリ見えている。見えているから「問い」が立ち、その「問い」に答えられない私は、思考がストレッチして新たな行動(改善や情報収集)へと向かう。
自分にとって快適な人に囲まれていると、「それで大丈夫?」「それっておかしくない?」という視点を持ちにくいのです。コンフォートゾーンにい続けてしまう自分に喝を入れられた気分でした。
一方、私がその方に差し出せるものは何もないと思っていたのですが、愛用している家電・ホットクックを使った料理の話や家事外注の話は重宝されました。
私にとってストレッチゾーンにいる人でも、その人にとっては私がストレッチゾーンにいる部分があり、お互いに情報のやり取りが行えそうだと「会いたい人」として認定されていくのかも、と気づきました。
ストレッチゾーンにいる人が自分を成長させてくれる
ストレスを感じる居心地の悪い人は、自分を成長させてくれる要素を持っています。
【私的ストレッチゾーンにいる人】
・ 私のやりたい分野での知見がある。
・ 私の知らない経験や情報を持っている。
・ 結果が出ている(成功体験がある)。
・ 私より視座が高い。
会社勤めをしていたり、多くの人と関わる仕事をしていたりすれば、会うとストレスを感じる「ストレッチゾーンにいる人」とも付き合うチャンスが増えます。
独立すると、ネガティブなストレス(関わりたくないヒト・モノ・コト)を減らすことができますが、ポジティブなストレス(自己成長機会)も減ってしまう可能性がある。
自分自身が楽で快適=自分と同じ考えを持つ人しかいない状況は、近い未来は幸せです。でも、「周囲5人」や環境も成長していくので、遠い未来ではマイコンフォートゾーンが縮小してしまいます。「内向的だから多くの人と関わると疲れる」なんて言わずに、ストレッチゾーンを広げてくれる人々と関わりを持っていくことが、独立した者の心得として大事だなと思いました。