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「ゆうちゃん、もう覚醒剤やってないの?」三田佳子さん次男が語った“悪魔のささやき” 結局、我を忘れて・・・薬物裁判傍聴記

source : 提携メディア

genre : ニュース

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高橋被告によると、覚醒剤を「買い取ってくれ」と言われ、断ったというが・・・。

2021年9月28日、酒を飲んで家で寝ていた高橋被告の自宅に、突然、Aが訪ねてきた。被告人質問で明らかになった当時のやり取りが以下になる。

高橋被告:『ゆーちゃんおはよう、金貸してくれ』と、私はいきなり家に来てお金貸してくれは無理ですよと言ったら、Aがバッグから薬の様なものをパンパン置きだした。小さいパケ2つくらい、大きめのパケ1つ、そして錠剤1つ。
弁護人:覚せい剤だと思った?
高橋被告:はい、Aから「買い取ってくれ」と、それはできないです。持って帰ってもらえますか、帰ってくださいと言いました。

持っていた金4万5000円を、Aに渡したという高橋被告。しかし、Aは、高橋被告の部屋に、覚醒剤を置いたまま、出て行ったそうだ。

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この覚醒剤は、高橋被告が買ったものではなく、Aが勝手に置いて行ったものだという。その主張は、にわかに信じがたいのだが、高橋被告は、当時の心境について「薬をやるわけにいかない、早く持って帰って欲しかった」と振り返る。しかし、結局、覚醒剤に手を出してしまう。

「覚醒剤を見ていたら使いたくなった」

「しばらく、放っておいたが、夜くらいに見ていたら使いたくなった。依存症があるので、目の前にあると強迫観念に襲われてしまう」という高橋被告。Aが置いていった覚せい剤を捨てずに、どのように対処しようか考えて見ていると、徐々に、我を忘れてしまったそうだ。

警察車両に乗り込む高橋被告(去年10月 野方署)

弁護人:覚せい剤を使用したことについては?
高橋被告:すごく懺悔の念で、痛恨の想い
弁護人:今はどんな想い?
高橋被告:体に悪いし、自分的にやめ続けていられると思ってチャレンジしている。やめたいと常に思っているんです
弁護人:これからどうする?
高橋被告:自分的に専門医や両親のサポートでどう依存から抜けられるか。売人に会わないように生活していきたい

被告人質問の最後に、裁判官から「どうして誰にも相談しなかったのか」と問われた高橋被告は、すこし間を置いて口を開いた。「両親に心配させられないと思った」と。次回の公判は6月16日、その間に高橋の精神鑑定も行われる予定だ。

「ゆうちゃん、もう覚醒剤やってないの?」三田佳子さん次男が語った“悪魔のささやき” 結局、我を忘れて・・・薬物裁判傍聴記

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