【ハーグAFP時事】1994年に起きたルワンダ大虐殺の人道上の罪を追及する国際刑事法廷メカニズムは25日、2000人以上の殺害に関わったとして、元警官のフルゲンセ・カイシェマ容疑者を南アフリカ南部パールで逮捕したと明らかにした。容疑者は2001年7月、ジェノサイド(集団虐殺)などの罪で国際犯罪法廷に起訴され、偽名を使い逃亡していた。
同メカニズムと南ア当局が合同捜査を行い、身柄を確保した。カイシェマ容疑者は他の実行犯と共に、子供を含む2000人以上が逃げ込んだカトリック教会をブルドーザーで破壊し、生き埋めにして殺害したとされる。
大虐殺では、多数派民族フツの過激派が少数派ツチら約80万人を殺害した。
