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知らない町のなかで、あの角まで行ってみようと踏み出す一歩――角田光代が綴った「挑む人」の心の内とは?

知らない町のなかで、あの角まで行ってみようと踏み出す一歩――角田光代が綴った「挑む人」の心の内とは?

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多くのファンを持つ3人の人気作家が紡ぐ珠玉のエッセイ「挑む人」。
3回シリーズの第2回は、角田光代さん。
つねに挑み続けているからこそ、開けることができる見えない扉。
「挑む人」が次に見つめているのは、どんな景色なのだろう?

もう少し先までいって、ここからは見えない景色を見る。
もう少し先までいって、ここからは見えない景色を見る。

もう少し先、にある未知

角田光代◎作家

知らない町や山のなかを散歩していると、
最初は気持ちがいいのに、
疲れてくると、だんだん不安になる。

もうそろそろ引き返したい。

でも、もう少し先にいってみたくもある。

あの曲がり角までいけば、思いもしなかった
光景が広がっているかもしれない。

その角までいくと、また少し先に曲がり角。

じゃあ今度はあそこまで。

結局私は歩き出す。

もう少し先までいって、
ここからは見えない景色を見ること。

小説を書くとき、私が目指しているのは、
いつもその、
「もう少し先」なのである。

 

作家・角田光代氏。
作家・角田光代氏。

角田光代(Mitsuyo Kakuta)
1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。96年、「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞、2003年、「空中庭園」で婦人公論文芸賞、05年、「対岸の彼女」で直木賞、06年、「ロック母」で川端康成文学賞、07年、「八日目の蝉」で中央公論文芸賞、11年、「ツリーハウス」で伊藤整文学賞、12年、「紙の月」で柴田錬三郎賞、「かなたの子」で泉鏡花文学賞、14年、「私のなかの彼女」で河合隼雄物語賞を受賞するなど、人間関係の狭間で心揺れる人々のリアルを描き出した名作を次々に発表。


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※「挑む人 第1回」は、7月6日号(6月29日発売/公開) 川村元気さんのエッセイは、こちらからお読みいただけます。

※「挑む人 第3回」は、7月20日号(7月13日発売/公開) 浅田次郎さんのエッセイをご紹介します。

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