文春オンライン

「こんなええもん、もろてもよろしの?」はどんな意味か…京都人がよく使う"イケズな疑問形"の見極め方

source : 提携メディア

genre : ライフ, ライフスタイル

アホやから、のバリエーションとしては、こんな言い方もあるそうです。

「私ら不勉強やから、そんな難しいこと、よう分かりませんわ」

しょうもない上に、得にもならずおもしろくもない話をされたとき、この表現は使われることがあるそうです。

ADVERTISEMENT

「うちはややこしこと分かりませんし、主人に聞かんとお返事できませんねん」

など、(一見)卑下しておいて、目上の人やその場にいない人を立てつつ、その人の意思であるかのようにして断る表現は、さっそく使えそうですね。なお、この言い回しのさらに上級編としては、レッスン1と組み合わせた、「枕詞+(遠回しな)質問」もあるそうです。

「こんな狭いとこに、わざわざ遠いとこからすんませんなぁ。何もおかまいできませんけど、お入りやす?」

これは、アポなしで何の連絡もなく急に来られても迷惑ですよ、歓迎しないけど、まさか家に入るんですか? という意味になるとのことです。

中野 信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者
東日本国際大学特任教授。京都芸術大学客員教授。1975年、東京都生まれ。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008年から10年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。著書に『サイコパス』『不倫』、ヤマザキマリとの共著『パンデミックの文明論』(すべて文春新書)、『ペルソナ』、熊澤弘との共著『脳から見るミュージアム』(ともに講談社現代新書)、『脳の闇』(新潮新書)などがある。
「こんなええもん、もろてもよろしの?」はどんな意味か…京都人がよく使う"イケズな疑問形"の見極め方

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー