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怒られたら「まずは水を飲む」が効果的…自律神経の名医が太鼓判を押す最強メンタルの鉄板ルール

source : 提携メディア

genre : ライフ, ヘルス, 働き方

最近は減りましたが、私にも、仕方なく出席している食事会、飲み会はたくさんありました。はっきり言って、これらの会合は大きなストレス要因ですが、そんな席では「沈黙する」と自分で決めています。

もちろん、話しかけられればにこやかに会話をしますし、質問されれば答えます。

ただし、原則として自分から余計なことは話さない。

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「沈黙」を実践してみると、これまでいかに自分がどうでもいいことを話し、それがストレスになっていたかに気づきます。誰かの意見に反論してみたり、余計なアドバイスを与えたり、無用な知識をひけらかしたり、しなくてもいい自慢話を披露してしまうなど、そんなことばっかりです。

それが、あなたにとって快感であり、ストレス発散になれば(周りの迷惑は別にすれば)特に問題ありません。

「今日も1日、余計なことをしゃべらずに済んだ」

しかし、たいていは「あんなこと言わなければよかった」「黙っていればよかった」と後悔するものです。

仕事ではいろいろと話さなければいけないケースも多いでしょうが、その後の飲み会、懇親会、食事会など、いわゆるオフの場面では「沈黙する」と自分で決めて、実践してみてください。

「今日も1日、余計なことをしゃべらずに済んだ」とその日を振り返ると、なかなか気分がいいものです。

慣れてくると「沈黙」によって自律神経が安定していることに気づきますし、周りの人が「どれだけ余計なことをしゃべっているか」を冷静に観察できるようになります。

小林 弘幸(こばやし・ひろゆき)
順天堂大学医学部教授
1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学医学部小児外科講師・助教授などを歴任。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートやアーティスト、文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導にも携わる。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”としても有名。近著に『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム)、『名医が実践! 心と体の免疫力を高める最強習慣』『腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず 免疫力が10割』(ともにプレジデント社)『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』(日本文芸社)。新型コロナウイルス感染症への適切な対応をサポートするために、感染・重症化リスクを判定する検査をエムスリー社と開発。
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