文春オンライン

ルフィ強盗団の共犯者(64)が逮捕前に語った”明白なウソ”「連中のことはよく知ってる。俺に仕事の依頼?」

「連中のことはよく知ってる。俺に仕事の依頼? 100パーセントないよ」

 

 今年1月、小誌記者に“ルフィ”との関係を質された白髪の男は、そう笑い飛ばした。ルフィ事件のキーマン――平塚雅一容疑者(64)が逮捕されたのは、4月12日のことである。

送検時の平塚容疑者

 関与したとされるのは、今年1月12日、千葉県大網白里市のリサイクルショップでの強盗致傷事件だ。

「平塚は運転手役の自衛官・中桐海知に犯行資金を提供。受け渡し場所は平塚が住む足立区にあるペットショップだった」(捜査関係者)

 平塚は現場にいなかったが、共同正犯が成立するとして、千葉県警が強盗致傷と建造物侵入の容疑で逮捕。

ADVERTISEMENT

「都内の事件の被害金の一部が平塚に届けられており、重要な協力者だった」(同前)

「強盗の手伝いなんて、ないないない(笑)」

 もともと平塚はフィリピンパブのタレントを手配するプロモーター。2011年、偽装結婚に関わったとして日本で逮捕状が出たため、フィリピンにいた平塚の身柄を同国入管が拘束する。21年12月から22年5月まで、ビクタン収容所で、ルフィグループのメンバーと共に過ごした。

 その平塚が帰国後も今村磨人(きよと)(39)らとやりとりをしている事実を把握した小誌は、1月下旬の時点で2度、対面取材をしていた。

 特にルフィのコードネームを使っていた今村と仲がよく、「親父」と呼ばれていた平塚。今村から「オレオレ詐欺をやって、日本で指名手配されている」と聞いていたというが、強盗事件については、こう言って擁護した。

今村は平塚にLINEや電話で連絡をしていた

「磨人が施設の中から強盗の指示を出している? 誰かに利用されてるんじゃないの? そんなに金も持ってなかった。俺は中にいる時、磨人に金を貸してたけど、返して貰ってないもん」

関連記事