「自分の体を張ってでも、活動したいと言って下さる女優さんは初めてです」
小誌の取材にそう明かすのは、“エロスの女王”杉本彩(55)。彼女が「体を張った女優さん」と呼ぶのは、二階堂ふみ(28)だ。
◆ ◆ ◆
フェミニズムや環境問題など、様々なテーマで発信を始める
豪華キャストが話題のTBS日曜劇場『VIVANT』で、医師・柚木薫を演じる二階堂。長期間のモンゴルロケに挑み、第1話では主演の堺雅人らと糞まみれになる強烈な場面もあった。
「大胆な露出も厭わず、映画『リバーズ・エッジ』(2018年公開)など、これまで複数の作品でヌードシーンも披露してきました」(芸能記者)
北海道紋別市のロケで、浅野忠信との濃密なラブシーンを演じた映画『私の男』(14年公開)の熊切和嘉監督が証言する。
「二階堂さん演じるヒロイン・花が流氷から出てくるという印象的なカットの撮影時でした。彼女は僕の目を真っ直ぐ見て『監督、私は流氷の海で死ぬ気で来ましたからっ』と。
その強気な面に反して、例えば初号試写の時は完成してホッとしたのか、映画を観ながらびっくりするくらい号泣していた。本当に繊細で男前な、素晴らしい俳優です」
そんな二階堂は14年に慶応大学総合政策学部に入学。以来、9年が経つが、
「卒業したとの情報はありません。ただ、机の上の勉強より大事なものに気付いたのか、彼女は最近『アクティビスト(活動家)』を自称している。フェミニズムや環境問題など、様々なテーマで発信を始めています」(前出・芸能記者)
二階堂と杉本の出会い
中でも力を注いでいるのが、動物愛護の活動だ。
「きっかけは8年前に飼っていたフェレット。ファッションにも造詣が深い二階堂は『毛皮を使った生産背景を知り、動物愛護を考えるようになった』と明かしています」(事務所関係者)
『HUFFPOST』(昨年12月7日)でも、彼女はこう語っている。
〈自分は「搾取する側の人間」である〉
そして――。
葛藤を抱える二階堂が出会ったのが、杉本だった。
「女優としてSMなど激しいシーンを演じてきた彼女ですが、一方で動物愛護活動の先駆者としても知られています。14年に動物愛護団体『Eva』を設立。国会でも、虐待防止のための動物愛護法改正を訴えてきました」(動物愛護関係者)
その杉本に話を聞いた。