「たぶんあの子は天才なんだと思いますよ。いままでの人生で本人も気付いてなかっただけで。『やす子』を見つけて勢いで採用した事務所もエライと思ってますもん（笑）」（先輩芸人）
「はい〜！」でお馴染みのピン芸人・やす子（24）をバラエティの世界で観ない日はない。
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自衛隊を2年で辞め、SNSで知り合った東京の友人とコンビを結成
ソニー・ミュージックアーティスツ（SMA）に所属する先輩芸人が語る。
「あっという間に売れて収入も抜かれちゃったけど、実はめちゃくちゃ負けず嫌いで、忙しいなか時間をみつけてキッチリと挑戦するタイプ。真似できないですよ。世間では“紙一重”だとか思われてるかもしれないけど、実は努力のひと」
山口県宇部市で生まれて、幼い頃に両親が離婚。母子家庭で育ち、食べる物に苦労することもあった。
「高校卒業して就職するにあたり、『住居完備なところを探したらパチンコ屋さんか自衛隊だった』と言っていました。自衛隊の面接でも、『ここなら生活が安定すると思いまして』と言って苦笑されてしまった、と。2年で自衛隊を辞めて、トイレ清掃を請け負う会社の社員になっていたものの、SNSで知り合った東京の友人に誘われてコンビを組んでSMAに所属した。でもわずか数日後の事務所ライブに相方は来ず、そこからピン芸人になったそうです」（芸能記者）
正社員だった清掃会社を数カ月で辞め、バイトを転々とするもののミス連発ですぐにクビになる。消費者金融から多額の借金もあったという。
サンジャポの紹介テロップでキャラが定着
そんなやす子がブレイクしたきっかけは、2020年大晦日の深夜に放送された「ぐるナイ『おもしろ荘』」。ネクストブレイクの登竜門として知られる番組で、見事3位となった。
