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‟レースクイーン”バイト、「極妻」でマシンガン乱射、最愛の夫が‟シャブ使用”で涙…和服の乱れさえも絵になった高島礼子の「不良」人生《来年還暦!?》

 8月17日の「プレバト!!」(TBS系)に出演した高島礼子(59)が、40年ぶりに描いた水彩画を披露。

「10点満点中1点で“才能ナシ”の判定を受け番組を盛り上げた。最近の高島はバラエティでも活躍。お茶目キャラで好感度も上がっている」(放送記者)

和服の着こなしも板についている高島礼子 Ⓒ文藝春秋

 高校時代はバイクを駆る“レディース”だった高島は横浜出身。「モーターレーサー」を目指し、卒業後は日産の子会社に就職した。

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「20歳の時に母親が他界。退社して父の面倒をみながらA級ライセンスを取得し、地元で走り屋チームを結成。新車の購入費のために、ギャラのいいレースクイーンに転身したことが転機になった」(女性週刊誌記者)

 起用された「とらばーゆ」のCMが松平健の目に留まり「暴れん坊将軍」に急遽大抜擢される。

「曲者ぞろいの時代劇スタッフの中でも、高島は動じず媚びず。胆力が高く評価されました」(映画関係者)

 映画「さまよえる脳髄」では神田正輝を相手に濡れ場も演じ、女優として成長。最大の出世作はもちろん「極道の妻たち」の四代目ヒロインだった。

「着物姿で出演した日本酒のCMに東映が一目惚れ。関本郁夫監督の“極妻の誕生”に焦点を当てたストーリーが大ヒット。和服の着こなし、啖呵の切り方も回を追うごとに迫力を増した。当時の岡田茂会長も『この子はスターになる』と手放しで喜んでいた」(同前)

「極道の妻たち」のワンシーン ©文藝春秋