元所属タレントでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーは、ジャニーズ事務所の会見を中継で見守った後、東京都内で記者会見した。平本淳也代表は、事務所が初めて性加害の事実を認めて謝罪し、被害者の救済に言及したことを評価し、「期待感は大きい」と語った。
平本代表は、同会が4日に事務所に送った要請書で被害者救済のための委員会や基金の設立を求めたことを踏まえ、「被害者の声を取り入れて、その上で補償案を出してほしい」と訴えた。
藤島ジュリー景子前社長が引き続き代表取締役にとどまったことについては「彼女なりの責任として、辞めてどこかへ行ってしまうよりはるかに良かった」と話した。
一方、実務経験のない東山紀之氏を新社長に据えた人事に、石丸志門副代表は「危機管理能力があるのか疑わざるを得ない」と首をかしげた。性加害について東山氏が「うわさは聞いていたが行動できなかった」などと述べたことに、平本代表は「違和感がある」と語った。
