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「切った髪の毛が生活排水もキレイにしてくれる」柴咲コウ(42)の刺激強めの‟エコ動画”とパチンコ玉乗りCMで狙う‟よみがえり”

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : エンタメ, 芸能

女優業の傍らで、共同ファームの経営にも着手

 17年には大河ドラマ『おんな城主 直虎』で主人公の井伊直虎役に大抜擢。しかしこの頃、柴咲は現実でも「おんな城主」への道を模索し始めた。16年11月、アパレルブランドやオーガニック製品の企画・販売などを手がける株式会社レトロワグラースを設立し、代表取締役に就任したのだ。

『おんな城主直虎』(NHKWEBより)

「柴咲さんがエコロジストに転じたのは、19歳で母を乳がんで亡くしたことがきっかけ。過去のインタビューで当時を振り返り、 “『何が原因だったのか』『何が悪かったのか』と考えて行きついたのが『衣・食・住』”と語っていました。

 こうした背景もあり、歌手活動と環境保護活動に力を入れたいと思っていた柴咲さんですが、事務所は彼女を女優業に専念させたかった。柴咲はレトログラースを立ち上げ、独立の機を伺っていたが、それがようやく叶ったのが20年。独立後は同社のエンターテインメント部門でマネジメントを行っている」(同前)

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 現在は北海道と東京の二拠点生活を送り、自身のYouTubeチャンネルでは有機野菜を育て、薪ストーブで暖をとるエコなライフスタイルや、環境問題についての発信を行っている。女優業の傍らで、共同ファームの経営にも着手し、東京ドーム6個ほどの広大な土地で農産物の生産、加工や競技馬の調教を行うなど、まさに「理想の生活」を送っている。

©文藝春秋

現在放送中のドラマ『最高の教師』で主演する予定だった

 芸能活動も順調で、今月5日に開催されたバースデーライブでは歌手活動20周年を記念した新曲「TRUST」を披露し、年末から4年半ぶりの全国ツアーを行うことを発表。映画やドラマに出演し、9月15日には映画版『ミステリと言う勿れ』の公開を控えるなど、多忙な日々を送っている。しかしそんな柴咲の現状について、「まだ安心はできない」と語るのは芸能関係者だ。

「独立前の柴咲さんはスターダストの稼ぎ頭。超売れっ子だったので、数年先まで仕事は埋まっていたはずです。今は当時の“貯金”がありますが、この先はどうなるか……。実は、柴咲さんは現在放送中のドラマ『最高の教師』(日本テレビ系)で主演する予定だったのですが、『若い教師と生徒がぶつかり合うドラマにしたい』という制作サイドの意向で降板になっている。年齢を理由に役柄が限られていく中、同年代の女優には深田恭子や内田有紀など演技派が揃っており、競争は激しい」