9月7日、ジャニーズ事務所は会見を開き、新社長の東山紀之氏は、故ジャニー喜多川氏による性加害についてこう語った。
「被害に遭われた方々、長きにわたり心身共につらい思いをさせたことを本当に申し訳なく思います。今後はこの事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって、表舞台から引退します。今後は人生をかけてこの問題に取り組んでいく覚悟です」
またジャニー氏の性加害を知っていたかとの質問に対し、東山氏は「うわさとして聞いていた」と応じた。だが、性加害はジャニー氏単独で行われたものではない。ジャニーズ事務所のマネージャーやスタッフが関わっていたのだ。
「週刊文春」の取材に対して、ジャニーズ事務所の関与を証言するのは、1990年代後半、ジャニーズJr.に在籍した二本樹顕理氏(40)だ。
二本樹氏は中1でオーディションを受けて入所。3カ月ほど経った時、平日夜のレッスンの終わりに、ジャニー氏から、「今夜泊まっていきなよ」と誘われた。
「やった! みたいな感じはありました。そこから(タレントとして)良い展開があるかも、みたいな期待で。あとはちょっと不安も。先輩から『食われるぞ』みたいに言われていたので」
深夜、ベッドに入ってきたジャニー氏は…
もう1人のジュニアとジャニー氏の車で連れて行かれたのは、六本木の東京全日空ホテル(現・ANAインターコンチネンタルホテル東京)。ツインルームで、2つのベッドはF氏ともう1人のジュニアに当てがわれた。そして、深夜になって、ジャニー氏がベッドに入ってきたのだという。
「真っ暗な中、横からベッドに入ってきて、隣に寝てきた。ジャニーさんでした。無言で手を回してきて、肩のマッサージをしてきたり、抱きしめられたり。私は硬直してしまって。これが噂の……本当だったんだと。はじめの数十分はマッサージされて、そこからキスされました。口にディープキス。びっくりしました。初めての性経験でした」