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35年前から…「女を知る前に男と性体験してしまった」ジャニー喜多川氏に弄ばれたと綴った北公次らアイドルの悲痛な叫び

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genre : ニュース, 社会, 芸能

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「しかし東京で食いつなぎながらアイドルになるためには、ジャニー喜多川氏のもとで生活する以外に手段はなかった」
「ジャニーさんにからだをまかせるのも、芸能界でデビューして必ずアイドルになってやるんだという目的のためだった」
『光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)

当時から亡くなる直前まで、ジャニー喜多川には絶大な権力があった。昨日までただの無名の一般人だった男の子が、彼にひと声かけられれば一夜にして、オーディションもなしに華やかなコンサート会場に立つことができる。本格的にデビューしてレコードやCDを出せば、全国放送のテレビに顔が映り、歌番組やドラマに出て、サラリーマンでは考えられないほどの収入を得られる。実は初期のジャニーズ事務所がタレントに正当な報酬を払っていなかったのではという疑惑は、北の本にも書かれているが、スターを夢見る少年たちはそう信じていたのだ。

当時も合宿所に寝泊まりする複数の少年が被害を訴えた

男性に対する性行為の強要やレイプは罪に問われず、「均等法のセクシュアルハラスメント対策規定」(2019年施行)、いわゆるセクハラ防止法もなかった時代。しかし、人権意識に照らし合わせれば、告発された内容はアウトでしかない。

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北はジャニー喜多川に「コーちゃん」と呼ばれ、恋人や夫婦のように親密な関係になったが、やがて合宿所に寝泊まりする他の少年たちも性被害に遭っていることがわかったという。ある日、北は小学3年生ぐらいのアイドル予備軍の男子に相談されたそうだ。

「おとなのおとこの人ってみんなあんなことやるの? あのねえ……ジャニーさんがメンソレータムもって部屋にくるの。ぼくいやだよ、あんなこと……。きもちわるいよ」『光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)

証言の信憑性は慎重にチェックすべきだが…

フォーリーブスとしてデビューした後も北とジャニー喜多川の関係は続き、仕事で疲れきっていた北がジャニーに体をまさぐられて「やめてくれっ!」と叫んだことも。パジャマ姿で逃げ出した北は真っ青な顔で涙を流し、その姿をファンに目撃されたという。そして「この男たちの愛欲の館と化している合宿所から抜け出そう」と決心する。