「周りの人が凄いでしょ。演技なんか絶対できないと思ってたんだけど、不思議でしょうがない(笑)」
そう告白するのは、天才ハッカー・太田梨歩を演じる飯沼愛(20)の祖母。大物役者たちに囲まれる若手女優の“正体”とは?
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日曜劇場出演の背景に“芸能界のドン”の力
2003年、香川県に生まれた飯沼。芸能界入りのきっかけは21年、TBS、田辺エージェンシー、秋元康氏による共同プロジェクト「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」だった。約9000人の応募者から、初代グランプリに選ばれたのだ。
「“優勝賞品”は、TBSの深夜ドラマの主演でした。以降も『アトムの童(こ)』、『VIVANT』と同局の日曜劇場に出演。背景にあるのは、“芸能界のドン”の力です。数々のタレントを育ててきた田邊昭知社長は今、飯沼のマネジメントに最も力を注いでいる。今作では自らの元を去った堺雅人を尻目に、彼女を猛プッシュしています」(芸能関係者)
ドンの寵愛を受け、東京の街で一躍、シンデレラストーリーを歩む飯沼。故郷の祖母に話を聞いた。
家族の中では末っ子で甘えん坊
「愛は小学5年の頃からバスケをやっていて、中高では副キャプテンでした。小柄だから、すごい得点力があるとかではないけど、めちゃくちゃ頑張り屋。負けず嫌いで気も強い。元気で、いつも走り回っている男の子みたいな子でした」
一方で、意外な一面も。
「でも、家族の中では末っ子で甘えん坊。インタビューか何かで自分で『マザコンです』って言っていたけど、それはそう(笑)」
そう言って目を細める祖母。孫娘がテレビで活躍するようになるとは、思いもよらなかったという。