最後は安価で薄手のマットレスを下に重ねる方法です。今のマットレスにほんの少しでも厚みを加えると、まったく違うレベルの寝心地になります。
確実に改善効果を得たいなら「厚さ10センチ以上」
本気コースでまずおすすめしたいのがマットレスの買い替えです。
このジャンルは冒頭でも書いた通り、「寝ている時間で割ったら安い」「人生の3分の1は寝ている時間ですよ」といった営業トークに乗せられて、つい10万円以上、時には数十万円のマットレスを買ってしまいがちです。
本書ではそこまでお金をかけずとも、確実に改善効果が感じられるマットレスの選び方のポイントを解説します。
まず押さえておきたいのが「厚さ」。10センチ以下だと、どれだけ高性能でも50代の睡眠問題を解決するには不十分です。
逆に言えば厚さが10センチ以上あれば、よほど粗悪品でない限り、改善効果が感じられる可能性が高いと言えます。
残りはやはり「寝心地」。これには各人の好みがあるとはいえ、やはり高級になればなるほど、寝心地は良くなっていくと感じる方が多いのも事実です。ただ、マットレスの世界は車と似ていて、あるレベルからは値段ほどの違いは感じないものです。
それなりにお金を出しても失敗のないマットレスの選び方として、まずはニトリなどのコスパの良いブランドのマットレスを購入することです。
また反対に高級ブランドの廉価品も一考の価値ありです。
ほとんどの人が「寝る前のスマホ」をやめられない
手軽かつ劇的に睡眠の改善効果が感じられるツールの代表が「目覚まし時計」です。
就寝と起床という、睡眠にとって最も重要なタイミングに関わるツールなので、眠りの深さや目覚めの快適さに思いっきり直結してきます。
ほとんどの人が「寝る前のスマホ」が睡眠に良くないことを知っていながら、やめられません。
最近ではスマホのブルーライト対策として、ナイトモードにしたり、ブルーライトをカットするといった工夫をされる方が増えています。