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「お米を1升食べるんじゃないか、というくらいよく食べる」哲代おばあちゃん(103)に学ぶ長生きのための“5つの方法”

「お米を1升食べるんじゃないか、というくらいよく食べる」哲代おばあちゃん(103)に学ぶ長生きのための“5つの方法”

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「私より3つか4つ、年下でね。家を離れとる間に亡くなったそうで。落ち込んでいます。早く仲よしクラブに復帰したいと思うとります」(哲代さん)

 73年に発足した仲よしクラブは約半世紀の歴史を誇る。集まって茶飲み話に花を咲かせるのが何よりの楽しみになっている。

 クラブから旅立つ人も大勢いる。そこで毎年12月には、亡くなった仲間をしのぶ会を開く。包装紙に他界したメンバーの名前を書いて読み上げるのだ。

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〈死んでも終わりじゃない。私らの心がちゃんと覚えとります。悲しみもつらさも、みんなで分かち合うからこそ乗り越えてこられたんかもしれんなあ。〉

 つらいことがあったら近くの人と分かち合い、自分の心を守る。それが、毎日笑うための秘訣だ。

笑顔を絶やさない(写真提供:中国新聞社)

5 相手に寄り添って聞く力を持つ

 その大らかで頼りがいのある人柄と、教師だった経験から、哲代さんは相談事をもちかけられることが多い。新著でも「哲代おばあちゃんにお悩み相談」が設けられ、ユーモアを交えた回答が載せられている。

 聞き上手になるコツを哲代さんに尋ねると。

「まずは相手を尊重せんといけません。内容に聞き入るより、相手の人のことを思う。私は寄り添うぐらいしかできませんから」

 本人はそう謙遜するが、弥生さんは、寄り添う力に舌を巻く。

「デイサービスに通っていますが、中には寂しさからか1人で泣いているおばあさんもいます。それを見つけると伯母は黙って近寄って話を聞く。困っている人がいると放っておけないようです。以前、隣町で暮らしている100歳近いおばあさんが、わざわざ家族やご近所の人間関係について相談にこられました。一生懸命に話を聞いていて。それが印象に残っています」

常に前向きな姿勢が心身の調子を整える

 そんな哲代おばあちゃんの極意とも言える言葉を著書の中から紹介しておこう。

〈悩んでもどうにもならんことは「仕方がナイチンゲール」と笑いに変えて、機嫌よう暮らすことが、らくに老いるコツじゃと思うんです。〉

 来月、104歳を迎える哲代さんに意気込みを聞いた。

「あらまあ、104歳ですか? 皆さんと桁が違いますね(笑)。でも、自分の年齢のことなんて全然気にしとらんのです」

 常に前向きな姿勢が、心身の調子を整え、機嫌よく過ごす秘訣なのだ。

「お米を1升食べるんじゃないか、というくらいよく食べる」哲代おばあちゃん(103)に学ぶ長生きのための“5つの方法”

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