〇企画趣旨

2024年4月に猶予期限を迎えた建設業界の「労働時間の上限規制」により、原則残業は月45時間かつ年360時間の上限が罰則付きでの適用が開始されました。深刻な人手不足、担い手の高齢化が足かせとなっている建設業界では、働き方改革の推進やデジタル技術を活用した省人化、省力化、機械化など、労働環境の改善、生産性向上への取り組みが加速しています。

殊、バックオフィス業務の効率化に目を向けると、建設プロジェクトでは、スケジュール管理、タスク管理、社内外におけるコミュニケーションなど、日々多くの情報がやり取りされる中、デジタルツールの導入により、これらの情報を効率的に管理し、リアルタイムで共有することが可能になるなどの成果が出ています。

また、設計図面、仕様書、契約書などの大量のドキュメントが発生するため、これらをクラウドベースのドキュメント共有システムに統合することで、情報の共有、検索、バージョン管理などを効率化し、現場や関係者間でのドキュメントへのアクセスを容易にするなど、2024年問題克服に向け業務効率化、標準化への取り組みに期待が高まっています。

本カンファレンスでは、「長時間労働是正、担い手不足解消に向けた、DX推進&AI活用の可能性 」をテーマに、建設現場で実際に行われている取組事例、課題克服のためのチャレンジ、留意すべき点、働き方改革の成果の共有などの考察を通じ、目指すべき建設業界の未来について展望をできればと存じます。

〇開催概要

日  時 2024年1017日(木) 14:00~16:40
会  場 ホテルモントレ大阪(大阪市北区梅田3丁目3-45)
参加対象 建設業界にお勤めの経営者、経営幹部、DX部門担当者など
定  員 100名
参加費用 無料(事前登録制)
主  催 文藝春秋
協  賛 Dropbox Japan株式会社、株式会社JBCC

申し込み

〇来場特典
当日ご来場のお客様ヘは文藝春秋オリジナルクオカード(1,000円分)、講演テキストなど各種特典をご用意しております。

≪プログラム≫

〇オープニング(14:00~14:05)

Dropbox Japan株式会社
代表取締役社長
梅田 成二氏


〇基調講演(14:05~14:50) 
「建設業界におけるデジタル化の意味と意義」
~ BIM/CIMの推進・普及、働き方改革、生産性向上に必要なこと ~

立命館大学
総合科学技術研究機構 教授
建山 和由氏

1980年に京都大学工学部土木工学科卒業後、同大学で修士号、博士号を取得。1985年から京都大学工学部助手、講師、助教授を経て、2004年4月から立命館大学理工学部教授。建設施工にICTを活用して生産性向上や安全性の改善を目指す研究に取り組み、それを社会的な取り組みに広げる活動を行っている。国土交通省i-Construction委員会委員、同ICT導入協議会委員長などを歴任。


〇課題解決講演(14:50~15:20)
「データドリブン経営を支えるコンテンツ基盤の選び方」

JBCC株式会社
執行役員 西日本事業部 事業部長
星野 秀明氏

JBCC株式会社
ハイブリッドクラウド事業部
コラボレーションエバンジェリスト
齋藤 晃介氏

現代の経営環境において、データドリブンな意思決定は不可欠です。データドリブン経営において重要なのは、情報を迅速かつ正確に収集・分析し、それを基に戦略的な意思決定を行うこと。本セッションでは、データを効率的に活用し、経営戦略を推進するためのコンテンツ基盤の選定ポイントについて解説します。セキュリティ、利便性、拡張性に優れた基盤が、組織のデータ活用を加速させる鍵となります。


〇休憩(15:20~15:30)


〇課題解決講演(15:30~16:00)  
待ったなしの「建設DX」
~ 現場を圧倒的に効率化するDropbox ~

Dropbox Japan株式会社
DX戦略室 室長
矢作 一樹氏

Dropboxが提供する柔軟なデータコラボレーションは 、建設業界のお客様から高い支持を得ています。そして、課題解決のみならず、現場の生産性と品質向上をもたらすことができる可能性を秘めています。本セッションではDropboxが提供するソリューションがどのように建設業界のDXを成功に導くかをご紹介します。


〇特別講演(16:00~16:40)
飛島建設「DX推進」のリアル
Dropboxを導入したら、組織も取引もSXへ

飛島建設株式会社
イノベーション推進部 システムグループ 部長
小澤 敦氏


〇CPDSについて
本カンファレンスは「CPDS」認定学習となります。申請を希望されるお客様はお申込時にチェックをお願いします。受講証明書は開催日当日、会場にてお渡します。
承認ユニット数「3」(形態コード 101-1 3ユニット)