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ドジャース副社長へのペルシャ絨毯贈呈の陰にも“女帝”が

〈会長よりのペルシャ絨毯贈呈で、ドジャース副社長が非常に喜んでいるところ〉

 1月19日付の社内メールには、会長と社長が、絨毯を掲げるドジャースの副社長とともに写る写真が添付されている。

1月19日の社内メール

「副社長が東京本社を訪問した際にプレゼントした。ウールのペルシャ絨毯は犬や猫に好まれ、彼らの毛が中に入り込まないので掃除もしやすい。ペルシャ猫好きの会長は、そのあたりをよく知っているのでしょう」(現役社員)

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 都内の業者に聞くと、「この大きさだと最低でも10万円、中には100万円を超えるものもある」という。

右から2人目がロン・ローゼン副社長

 ペルシャ絨毯贈呈の2カ月後に稲葉社長はドジャース社長と面会。その面会後に送られたのが冒頭のメールだ。いざ球場で広告が掲出されると、社長は「やめとけばよかった」と弱気になっていたという。

「パワハラなど不祥事が明るみに出る中、ドジャースの広告が悪目立ちすると思ったようです」(前出・社員)

 ペルシャ絨毯の贈呈について、いなば食品に尋ねると、「球団からお土産としてドジャースグッズをいただいた答礼であり、会長個人が贈呈した事実はございません」と回答した。

 女帝の“餌付け”作戦はメジャーで通用するのか。