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「超マジメなお嬢さんだったんです。」

 半井が影響を受けたと公言するのが、15年から「虎ノ門ニュース8時入り!」(DHCテレビ)で彼女とともにコメンテーターを務めた中部大学元特任教授の工学者・武田邦彦氏だ。

 武田氏が明かす。

「彼女は名門大学、日本銀行を経て、NHKの気象キャスターとして人気を博した。NHKの言うことを全部信じて、日本が東南アジアを侵略して悪いことをしてきたと、歴史観も学校で習ったままの、言ってみれば超マジメなお嬢さんだったんです。ところが僕と番組で一緒になってから変わった。自分でも勉強を始めて、2年くらいで『事実はよく理解した』と言っていた。どうも余計に右側に行ったようなところもありましたがね(笑)」

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保守派の武田氏も太鼓判

役者として他の人の人生を生きられること

 9月7日、冒頭の舞台「女医レイカ2」終演後の半井を直撃した。

――なぜ、役者に?

「昔いた事務所に芝居のワークショップを勧められて。何もできない状態だったので、それから劇団に入って修業しました。役者の知り合いはたくさんいて興味はあったんですけれども、自分がするとは思っていなかった。セリフを入れたり、役の研究をするときには、楽しいというよりも辛いというのがあるんですけども、終わったときに毎回、やってよかったなって思うんですよね。お客様の拍手を頂いたときが最高なんですけど、役者として他の人の人生を生きられることが、自分の中で豊かになった感じになります」

変わらぬ美貌の半井(本人インスタより)

――武田さんと会うまでは政治的なことに無知だったと話していましたが、NHKを離れてから、変わった?

「それぞれきた仕事をやって知っていくということなので。私が選んでいるわけじゃないので、自然とこうなりました」

 ハートを鷲掴みにされたオジサン記者が思わず「ご結婚は?」と尋ねると小首をかしげこう答えた。

「それは、ノーコメントで」