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ソフトバンクには仲のいい“あの選手”も

 とはいえ、リード面では今季12勝(9月23日時点)の戸郷翔征投手から絶大な信頼を寄せられる。昨年のWBCでは三番手捕手ながら、今永昇太投手(カブス)から「ものすごく投げやすいし、キャッチングも上手い」と技術を絶賛されたこともある。さらに打撃では昨季は打率2割8分1厘、16本塁打を記録した、球界屈指の“打てる捕手”。他球団から注がれる視線は熱を帯びる。

「とくにソフトバンクが関心を示しています。甲斐拓也が正捕手として君臨していますが、控えが育っているとは言い難い。それに、ソフトバンクには同じ那覇市出身で大城と仲の良い山川穂高内野手がいるのも大きい」(同前)

2010年、第92回全国高校野球選手権大会 決勝 ©文藝春秋

 かねてFAで大物選手をかき集めてきた巨人だが、逆にFAで国内球団に流出した選手は過去に5人しかいない。

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「大城はあくまで捕手としての出場にこだわりがあると言います。新天地を選ぶ可能性は十分ある」(スポーツ紙デスク)

 優勝争いも、チーム選びもなんくるない?