1ページ目から読む
4/5ページ目

期待もあって沙莉には厳しかった

「『GTO』はイジメっ子役でしたが、最初の台本は一話に一言台詞があるかないか。ですが、現場で『こういう時にどう動く?』と大喜利のようにお題を投げると、すぐに色々答えを返してくる。面白い人だと思って、次々台詞を増やしていきました。期待もあって沙莉には厳しかったと思います。『心を動かすには台本の読解が必要不可欠』と伝えましたし、『撮影部や照明部と同じで役者も俳優部という一部署。それが分からないとカメラの前に立つ資格はない』と繰り返しました。周囲への振る舞いや気遣いを見ると、伝わったと思っています」

 こうして女優としてキャリアを重ねていく伊藤。体当たりで挑んだ作品も少なくない。17年の映画『獣道』では、流転の人生を歩みながら、最後はAV女優として成功する女性を演じている。同作でのヌードシーンについて伊藤は、「MOVIE Collection」の取材でこう振り返っていた。

『獣道』では生き埋めにされる場面も

〈トップレスで“出した”ことも“勝負”と思ったシーンのひとつで、初めてで簡単なことではなかった。(略)後悔はないし、むしろ良かったと思います〉

ADVERTISEMENT

 映画関係者が称賛する。

惚れ込んだ男の“二股愛”報道

「20年公開の映画『タイトル、拒絶』でも、デリヘル嬢の世話係を熱演。伊藤は『この役は誰にも渡したくなかった』と口にしていた。同世代には清楚系の女優も多い中、伊藤は男女のドロドロや業を表現できる数少ない女優なんです」

『タイトル、拒絶』の舞台は風俗店

 そんな伊藤が惚れ込んだ男がいる。19歳上の劇作家・蓬莱(ほうらい)竜太氏(48)。09年には演劇界の芥川賞とされる岸田國士戯曲賞を受賞し、近年は「最も稼げる劇作家」とも言われてきた。

「蓬莱氏が21年夏に手掛けた舞台に沙莉さんが出演したことで、親密な関係になった。彼女の自宅に転がり込むような形で同棲がスタートし、22年4月11日、『FRIDAYデジタル』の報道で交際が発覚します。蓬莱氏は離婚歴があり、成人した子供もいますが、才能豊かでとにかくモテる。沙莉さんもそこに惹かれたのでしょう」(芸能記者)

 だがその直後、週刊文春が4月21日発売号で、蓬莱氏と、伊藤と同い年の女優との“二股愛”を報道。蓬莱氏は深夜に彼女の自宅を訪ねていたが、直撃に「(伊藤には家に行ったことも)伝えてあります」「沙莉ちゃんは僕の子供とも仲良くしてくれてます」などと答えていた。果たして、2人はその後どうなったのか。