元長野県議・丸山大輔被告(50)が妻を殺害した罪に問われている裁判で24日、不倫関係にあった女性の証人尋問が行われた。女性は事件後、丸山被告から「癒やされたい」などの連絡が頻繁にあったと時折、涙声で証言した。
妻の実家から4000万円の借金
元長野県議・丸山大輔被告(50)は2021年9月、塩尻市の自宅兼酒蔵で妻・希美さん(当時47)の首を、何らかの方法で圧迫して殺害した罪に問われている。
初公判で、丸山被告は起訴内容を否認した。そして24日、審理されたのは殺害の動機だ。
検察側は冒頭陳述で、「被告は不倫関係にあった女性との交際を続けたいと考えていた。離婚すると妻の実家から借りていた4000万円の返済を迫られる可能性があり、交際を続けるには事件に巻き込まれたと装って殺害するしかないと考えるようになった」などと主張した。
一方、弁護側は「妻と関係が悪化したのは事件の5年前で、その後は悪くなかった。妻は被告にとってかけがえのない存在であり、妻の死後も毎月15万円を返済していた」などとして、動機はないと反論した。
「離婚が決まった」不倫相手に復縁迫ったと証言
続いて出廷したのが、被告と不倫関係にあった女性だった。
不倫関係にあった女性の証言:
私から別れを切り出さない限り、いつまでも続くと思い、家庭がある方と付き合えないと…。
女性によれば、被告との交際は2016年から19年まで続き、一度、解消したものの、2021年に会ってから「離婚が決まった」などとして、復縁を迫られたという。
また、事件後も「家に行きたい、手料理が食べたい。癒やされたい」などの連絡が頻繁にあったと時折、涙声で証言した。
不倫関係にあった女性の証言:
今となっては本当の丸山さんが分からなくなってしまったところはあると思います。
裁判では、今後も動機についての審理が続き、夫婦共通の友人や妻の母親が証言する予定。
(「イット!」10月24日放送より)