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日本では公的保証も充実しているし、貯蓄があるなら「保険はお金のムダ」という見解が多いですが、実際に相談にのっていると、保険に入ることで不安が軽減する”お守り”的役目を果たしていたり、病気になった方たちからは、保険に入っていて本当によかったという声は少なくありません。

もちろん、保険に対する考え方は人それぞれですが、病気になると体のみならず、精神的にも弱くなりがち。自分にとって保険が必要だと思えば、加入を検討しましょう。今は少ない負担でも良質な保障が受けられる商品がたくさんラインナップされています。誰がいつなるかわからない病気に賢く備えるためにも、これを機に、“自分にとっての保険とは”について考えてみましょう。

高山 一恵(たかやま・かずえ)
Money&You 取締役/ファイナンシャルプランナー(CFPR)、1級FP技能士
慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。全国で講演・執筆活動・相談業務を行い女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。著書は『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年前後のお金の強化書』(きんざい)など多数。FP Cafe運営者。