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両親を「パパ、ママ」と呼ぶお坊ちゃんな雰囲気
だがその後、結果を出して雑音をはねのけた。昨季には打率2割8分6厘でチームのクライマックスシリーズ進出に貢献。今季は打率2割8分、2本塁打ながら61打点をマーク。勝負強さを評価され、チーム最多となる71試合で4番に起用された。
そんな小園の原動力は「坊ちゃん力」だという。
「小園は現在、宝塚市で整体院を経営している両親のことを『パパ、ママ』と呼ぶなど、どこかお坊ちゃん育ちの雰囲気があるんです」(球団関係者)
父は陸上競技の選手で大学ではインカレに出場、その後にプロゴルファーを目指したことも。母は女子サッカーで高校時代に全国3位になり、日本女子サッカーリーグでもプレーした。
「両親ともアスリート心理はよく理解しており、高校進学前はよく、メンタル面やチームにいかに貢献するか助言をしていたといいます。そうした教育もあってか、小園は名門野球部出身にしてはおおらかな性格で、周囲の批判にもナイーブになりすぎずに済んだ」(同前)
2年後のWBCでは侍を世界一に導けるか。